「金勘定が好き」は悪いのか

私は昔からか金勘定が好きだったようです。「だったようです」というのは母や姉弟から言われたからです。

自分では気付いていなかったのですが、言われて気付いた気がします。私、金勘定が好きです。

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お年玉は袋をあけて中身を数える

小さい頃ってお正月が楽しみじゃなかったですか?だっておじいちゃんおばあちゃんだったり、両親や親戚のおじちゃんおばちゃんから「お年玉」がもらえるんですから。小さい紙袋にお金が入ったお年玉。私はこの「お年玉」が大好きでした。

きっとみんな好きですよね。だって何もしないのにお金もらえるんですから子供にとっては素敵な日本の風習です。

でもなぜ子供だけがお金をもらえるのでしょうか。不思議に思ったのでちょっとだけ調べてみました。

お年玉の語源は、お正月に神様をお迎えするために供えられた丸い鏡餅が、家長であるお父さんによって子供たちに分け与えられました。その餅が「御歳魂(おとしだま)」と呼ばれたことから、とする説があるそうです。つまり、新たな1年間を生きるために必要な霊魂である生命を子供たちに分け与えることで、子供たちの無事な成長を願うという宗教的な意味があったそう。その餅がお金と変わり、今のお年玉となったという説があります。

また違った説では、お正月にかざりつけをしたりおそなえをしたりして神様をお迎えします。お正月に家にやってきた神様が、おそなえをしてくれたお返しとして、その家の人たちに「新しい魂」を与えます。神様からもらったその新しい魂のおかげで、人々はまた1年間健康に生きていくことができると考えていた。お年玉とは神様からもらう魂のことですが、昔は家長だけしかもらうことができなかったそうです。家長が神様からもらった目に見えないお年玉を目に見えるお金という形にして子供たちにわけてあげるようになり、これが今のお年玉の始まりとの説があります。

上記以外にも色々説はあるようですが、神聖なものであることがなんとなくわかりました。

とはいっても子供たちからすれば単純に「お金をもらえる」だけ。なぜもらえるのかなんて考えませんよね普通。私も子供の頃はそうでした。きっとみんなそうだと思います。単純にお金をもらえてラッキー。

そのお家によってはパパママが没収・・・というお家もあるそうですが、私の家は自分のものにして良いお金でした。だからもらえるのが嬉しかった。お正月に実家に遊びに行くのが楽しみでした。

その当時はお正月に実家に集まるのが毎年の恒例で、おじいちゃんおばあちゃん、親戚のおじちゃんおばちゃんからたくさんのお年玉をもらえました。当時はそれを袋から出して枚数を数えていました。いや~かわいくないガキですよね。袋からすぐ出しちゃうんですから。あげた方としては笑うしかありません。親戚みんなに笑われていたそうです。これが私の金勘定の始まりだったのかもしれません。

「お金がない」という番組のワンシーンを真似してお札で仰ぐをやってみた

昔、テレビ番組で「お金がない!」とうドラマがあったのをご存じでしょうか。年代を感じますが、私はこの番組が大好きでした。

1994年に放送された織田裕二主演のドラマで、超絶貧乏からお金持ちになるサクセスストーリーを描いています。

その中で織田裕二演じる萩原健太郎が弟たちといった焼肉店でお札をうちわのようにして仰ぐシーンがあります。まぁその直後に借金取りに没収されてしまうのですが。

そのお札で仰ぐシーンがなんとなく好きで、お年玉で貯めた貯金をATMから千円札で下ろして、真似してみたことがありました。

今思えばほんとくだらんガキの遊びですが、当時はなんとなくやってみたかったんだと思います。

「お金がない!」のシーンではもちろん万札でしたが、そんなお金は私は持ち合わせていないので、全て千円札にして枚数を稼いでました。

全くもってかわいくないガキですが、お金好きだったんだな~と感じるエピソードです。いや~ほんとかわいくない。

「金勘定が好き」は税理士という仕事に導いてくれたのかもしれない

今でこそ税理士という「お金に携わる仕事」に就いていますが、根っからの金勘定好きが導いてくれたのかもと最近思うようになりました。

金勘定って聞くとなんかイメージは悪いですが、金勘定ってよく考えると会計ですよね。

会計は最終的にはお金を計算する仕事と定義してもいいように思います。もちろんそれは違うだろという意見もありそうですが、私の「感覚」では「金勘定=会計」と位置づけています。単純に売上から始まり、経費を払い、最後は税金を計算して納税する。お金が絡みますよね。お金数えますよね。「金勘定」ですよね。

つまり、小さい頃から会計が好きだったのかもしれないと思っています。「金勘定が好き」なことにより税理士という仕事を暗に選んだのかもしれないなと感じています。

なんか不思議な縁を感じるのは自分だけだと思いますが、金勘定が好きで税理士という仕事に巡り会えました。

金勘定が好きでも全然悪くないと思いますよ。イメージは悪いかもしれませんが、ひとつの強みになる可能性もあります。自分の子供たちが「金勘定」してても私の両親や親戚のように笑ってあげたいなと思っています。強みになる可能性がありますからね。

 

【編集後記】
昨日はスケジューリングを誤り、パーキングエリアに駐車して車内でオンライン打ち合せ。
キツキツにスケジューリングを入れてしまったことを反省すると同時に、便利な世の中になったなと感じました。
パーキングエリアで打ち合せなんて昔は考えられなかったんじゃないかなと思います。

【家族日記】
昨日は少し帰りが遅くなり、帰宅時にはみんな既に夕食中。
帰ると子供たちみんなが玄関まで走ってきてくれて「おかえり~」と飛び込んできました。
可愛いです。今日は早く帰れるように頑張ろうと思います。

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