税理士試験って、年に1回ですよね。しかも真夏のくそ暑い時期に。夏の楽しみも試験が終わるまでおあずけです。
辛いですよね。なので、受験が終わったら自分にご褒美をあげてもいいんじゃないかなと思うんです。
資格試験の苦しみは受験した者にしかわからない
資格試験って正直自分がやりたいからやるもので、やりたくないならやらなくても生きてはいけるものです。何か目標があったり、取得せざるを得ない状況の人もいると思いますが、資格自体は取得しなくても生きていくことはできます。
でも資格試験の受験を決めたんです。そう、自分で決めたはずです。
私も税理士試験の受験は自分で決めたし、そもそも税理士試験の前に受験した公認会計士試験の受験も自分で決めました。学生時代に自分で決めて自分で勉強することを選択しました。
みんながサークル活動やアルバイトで学生生活を謳歌するなか、ひとり始発でTACへ向かい、早朝模試を受け、自習室で復習して大学へ。大学の講義が終わればTACへ戻って講義を受けて閉まるまで自習室で勉強という生活を選んだ訳です。土日も一日中TACで過ごします。
自分で自分をいじめてるようなものです。大学の友達にはドMと言われました。
勉強していて辛いときって必ずありますよね。そんな時に大学の友達には弱音は言いにくいものです。言ったって、じゃあ勉強やめちゃえば?って言われて終わりだと思います。だって自分で選んで勉強してるくせに弱音吐いてるならやめりゃ良いじゃん、ってなります。これが普通の返答だと思います。だから弱音は受験仲間にしか言えませんでした。少なくとも私は。
当時の私はTAC梅田校に通っていました。今はあるかわかりませんが、地下にポケモンセンターがあり、週末には大勢の家族連れが来ていました。コンビニがその隣にあったので、買い物に行くときにはそれを横目に見ながら受験仲間と楽しそうだね~で終わりです。大阪駅からTACまでの道のりにはHEPがあり、カップルがわんさかおる。あー楽しそうだな、幸せそうだな、と思いながらが自習室に向けて歩きます。
そんな生活をしていると辛くなってくるんですよね。自分何してんやろうって思ってしまったり。そうすると受験仲間に愚痴ります。すると同じような愚痴が飛んできます。なんだか気持ちがわかるし、すっきりもするし、もう一度モチベーションを上げるきっかけにもなります。
資格試験の苦しみって、同じく苦しんでるやつにしかわからないし、これって当然だと思います。実際体験している、あるいは体験したことがある者にしかわかり得ないと思います。
自習室で電卓めっちゃ強く打つ人が真後ろにきたときのイライラさとか、実際自習室で勉強してる人にしかわかり得ませんよね。くだらないですけど、こういうのも含めて受験仲間にしかわかってもらえないと思います。
受験の苦しみは受験したものにしかわからない。だから受験仲間って大事なんだと思います。
ご褒美をエサにすると生産性があがる
人間がずーっと集中できる生き物であれば誰も苦労しません。
特に資格の勉強って長期戦ですし、私が受験していた公認会計士試験や税理士試験も長期戦です。
自分のモチベーションをどう上げるかって非常に重要になてくるし、上がった状態を維持できるかってことも大事になります。
でも、ずっとモチベーションが高くて、やる気に満ちてて勉強に集中できてる人っていないと思っています。あくまでも私の主観であり、私の周りにいた人たちで判断していますが、いないと思っています。
自習室にずっと籠もって勉強していた頃は、いるだけで満足していまっていた自分もいました。1日終わって何勉強したかなと振り返っても何も入っていない。なんだか切なくなりますが、実際にはこんな日もありました。
公認会計士試験の時はがむしゃらに勉強しかしない生活でしたが、税理士試験に切り替えてから、ちょっと自分にご褒美をあげるようにしてみました。
今週勉強頑張ったら大好きなあのアイスを買いに行こうとか。ちょっと遠いけどあのラーメンやに食べに行こうとか。何か小さいご褒美を自分にあげてみるようにしました。
最初は何も効果なかったように感じました。ただ、ふと気付いたのが、勉強時間の長さの割に勉強できていないなと感じることが減っていました。私の場合だけかもしれませんが、ただ単に自習室にいるだけの時間の無駄が減っていました。
小さなエサを目標に1週間頑張る。それを繰り返すことによりモチベーションが下がるのを防ぎます。もちろんそれでずっと維持できるものではありませんが、ないよりはマシです。
マシということはやらないよりは勉強の生産性を上げられるんです。ならやった方がいいかなと思い、税理士受験生時代はやっていました。
自動販売機で紙コップの70円の珈琲も買えないほどサイフがさみしかった時期もありましたので、本当に小さなご褒美を細かく自分に与えていました。
自分で自分をコントロールするのって難しいですが、小細工しながらやるしかないんです。私の場合、それが小さなエサでした。
私が初年度の受験後に自分へ与えたご褒美
私は大学卒業と同時に税理士試験に専念すると決めて、2年間は勉強漬けでした。親にも本当に迷惑をかけたなと思っています。
税理士試験初受験の後、私は思いつきでひとり旅にでました。泣けなしの貯金をはたき、ひとりで北海道へバイクツーリングにでかけたのです。
完全なる思いつきでの旅でしたが、後々の受験勉強に大きな効果があったと思っています。
2年目の受験の後も関東甲信越方面へひとりでバイクツーリングに行きました。
これが1年間受験勉強を頑張った自分への大きなご褒美です。
ただ単に旅がしたかっただけじゃないのかと言われるとそうかもしれませんが、それが大きなエサになり、1年間頑張れる活力になりました。
受験勉強のモチベーションを下げないように小さいエサを細かく与え、1年間終わったら大きなエサをひとつ与える。
私は単純なので、エサがあると頑張るんだと思います。
これは税理士になっても一緒です。毎年家族でいく沖縄旅行が私の1年間頑張った後のご褒美です。もちろん頑張らないと旅費も稼げませんので、行けなくなるわけです。だからご褒美のために頑張ります。
書きながら本当に単純な人間だなと思いましたが、自分をコントロールするのって非常に難しいし、精神論だけではできないと思っています。
なので意図的に自分のモチベーションを上げるように操作しています。
北海道ツーリングについては初めてのことが多すぎて楽しかったので、今度ブログで書いてみたいなと思っています。
まとめ
年に1度の税理士試験がもうすぐです。
新型コロナウイルスの影響で色々な意見があるかと思いますが、受験生にとっては1年間の頑張りをたった2時間の試験にぶつけないといけません。
今の時期って本当に辛いと思います。いきなりスランプに陥ったりもします。私も経験しました。それでも前を向いて勉強するしかありません。
やれることって勉強することだけなんですよね。勉強して不安を解消するしかないのに、勉強すればするほど不安になる。あれもこれもやらなきゃと思ってしまう。辛いです。
そんな辛いのもあと1ヶ月くらいです。この辛さを乗り越えたら、自分に大きなご褒美をあげてもいいのではないかと思います。
もちろん今年で試験が終わりの人でなくても、試験後の数日くらいいいじゃないですか。ぱーっと遊んでも。それからまた頑張ればいいんですから。
何でもいいので、自分にご褒美をあげましょう。自分で自分を労いましょう。
【編集後記】
昨日は午後からお客様訪問。昨日は会計ソフトの導入がメインでした。
ネットバンキングの開設を依頼していますが、金融機関の担当者が初めてのネットバンキング開設のようで時間がかかっています。何事も初めての時は時間がかかります。決算まではまだ時間もあります。金融機関担当者の初めての開設ですし、多少時間がかかっても仕方ないかなと思っています。
【家族日記】
昨日は仕事後に体育教室のお迎えへ。顎のところに擦り傷があり、服も着替えている。
何があったか聞くと、外の遊具で遊んだときに水たまりに落ちたそうです。元気な証拠ですね。
子供は外で遊ぶのが一番です。怪我には注意ですけどね。