独立した後も勤務時代の同僚とは連絡を取れる関係でいる方が良い

独立して7ヶ月が過ぎましたが、勤務時代の同僚とはちょくちょく連絡を取っています。勤務時代よりは頻度は減りましたが、結構マメに連絡を取っています。独立したのに連絡を取れる関係というのは、非常にありがたいことだと思います。

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退職してからしばらくは自分宛の郵便物が前事務所に届く

退職して最初に思ったのが、結構郵便物が前事務所に届くんだなということ。

引っ越しでもそうですが、すぐすぐには変更ができません。

税理士会からの郵送物でさえ前の事務所に届きますからね。あれ?独立の手続きしたはずなんだけどなとちょいちょい思っていました。独立して2ヶ月くらいは税理士会からの郵便物でも前事務所に届いていたものもありました。

税理士登録すると色々な郵送物が届くようになります。税理士新聞だったり会報だったり、営業DMや仕事でつながった方からの挨拶状、この時期だとお中元も。

税理士登録した後に勤務税理士として働くと、すべて勤務する事務所の住所に届きます。

これらを独立後の住所に変更するのには時間がかかります。郵便局の転送サービスを利用すれば済むのかもしれませんが、DMや宅配などはどうしても解決できません。どうしても前事務所と連絡を取り合う必要がある場合があります。

そんなとき、郵便物ごときのことで所長と連絡を取り合うのは苦痛ですので、気楽に連絡を取れる元同僚がいれば解決します。

独立して7ヶ月たった今でも前事務所に届く物があるのでびっくりしているくらいです。

たまに郵便物が届きましたよ~と連絡が来ます。まぁ数ヶ月たっても届くものなので必要ないDMが多いんですけどね。

引き継いだ顧問先の過去情報を確認したい

前事務所から顧問先を引き継がせて頂く場合があります。私の場合はそうでした。前事務所の所長のご厚意で引き継がせて頂いた顧問先様があります。

しかし、そのお客様に関する情報(一番は決算書関係の情報ですね)を勝手に前事務所から持ち出すわけにはいきません。前事務所の所長から会計データを引き継がせて頂ける場合には問題ありませんが、所長と不仲で退職してしまった場合などには会計データは持ち出せません。

幸い私は前事務所の所長から会計データの引継ぎの許可を頂けたので助かりましたが、お客様の会計データを引き継がせて頂けないケースもあります。

当然お客様の手元にある会計データを利用すれば問題ないのですが、稀にお客様の手元には証憑のみで会計データは税理士事務所にしかないケースもあります。そんな時にどうしても過年度の数字の計算根拠など、処理方法について調べなければならないときがあります。

しかし、会計データを引き継げなかった関係ですので前事務所の所長に直接お願いをするのは難しいのではないかなと思います。そんなときはお客様から前事務所へ依頼をかけて頂くのがベストだと思っています。お客様から元同僚に連絡をして頂き、元同僚から所長へ許可を取って頂く。そうすると所長もお客様からの依頼なので断れないことが多いです。お客様の情報はあくまでもお客様のものですので、お客様からの依頼というのは強いです。

所長へ直接ではなく元同僚へ連絡して頂くのがベストだと個人的には思っています。元同僚には迷惑をかけてしまいますが、所長とお客様で直接やりとりするよりはスムーズにいくと思っています。所長の許可さえ取れれば動いてくれるのは元同僚ですので。

まぁあんまりないケースですが、稀なケースに遭遇してしまった場合も考えると、元同僚との関係は大事だと思います。しれっと処理方法を調べてもらうことも可能ですしね。

税務処理で悩んだときの相談相手になってくれる

これは前事務所の先輩が該当しますね。

独立してからは相談できる相手はなかなかいないものです。税理士仲間には相談できますが、どうしても頼りになるのは前事務所の先輩です。連絡も取りやすいし、相談もしやすい。私は先輩には恵まれてるなとつくづく思います。

税務処理で悩んだり、どうしても決断できないようなときは前事務所の先輩へ相談することがあります。そんなときに助けてもらえるので非常に有り難いと思っています。

独立後はひとりで始める場合が多いと思います。複数の税理士で税理士法人を設立した場合は別ですが、税理士事務所を開業した場合には通常ひとりスタートです。

勤務時代は調べてわからなければ先輩に相談したりしますが、独立してからはそうはいきません。調べて調べて調べて。それでも答えが見つからない場合が多いです。

そんな時には気楽に連絡を取れる先輩がいればサクッと相談できます。私は調べまくってどうしても見つからないときは先輩へ相談するようにしています。独立してからも相談相手になってくれる先輩の存在は大きいです。

所長ではなく同僚経由での紹介もあり得る

これは実際にありました。元同僚の知り合いをご紹介頂くケースですね。

元同僚には元同僚のネットワークがあります。そんなネットワークから案件をご紹介頂くことがあります。

相続などのスポット案件のご紹介が多いかなと思います。どうしても前事務所には頼みづらい案件をご紹介頂けます。

ここで私が注意しているのが、元同僚からの紹介は有り難く受けるけど、所長からの紹介は受けないようにしていることです。所長からの紹介を受けてしまうと、前事務所の下請けの扱いになってしまうので注意しています。

独立して仕事がない時は非常にありがたいと思いますが、長い目でみるとデメリットの方が多いのではないかと思います。

まとめ

独立前の事務所との関係は非常に大事です。辞め方ひとつで関係性が変わります。

でも、同僚との関係は事務所の関係性とは違って意外と維持できるものなのではないかなと思います。

嫌な同僚とはもちろん独立でさよならですが、同僚の中でも仲の良い同僚だったり、気が合う同僚ってひとりはいるものです。そんな同僚は独立後も大事にしたいなと思います。自分で作れたご縁は財産です。

お互いに相談し合える同僚は勤務時も独立後も関係性は一緒だと思います。これからも大事にしていきたいと思います。

 

【編集後記】
昨日は午前中事務所で顧問先の会計チェックや調べ物を。午後から整形外科へ。
月曜日だから混んでいた。次回から月曜日の通院は避けようと思います。

【家族日記】
昨日は子供が上靴と体操着を忘れて登校。パパが忘れ物を届けに学校へ。
独立してなければなかなかできないことですね。
おかげさまで独立のメリットをまたひとつ感じられました。
忘れ物してくれてありがとう。

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