自分で感じて即行動できる。これはひとり税理士の強みだと思います。

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高いなと思い翌日解約手続き

税理士として独立する前に、あるいは独立してから、必ず必要となる会計ソフトや税務ソフトの導入を選定しますよね。これは独立する税理士はみなさん一緒かなと思います。

この会計ソフトや税務ソフトをどこのソフトにするかって意外と悩みます。

独立当初から高い利用料を支払えるわけもないので、コストはとても重要です。

でも使いにくいと業務の効率も下がります。

私の場合は勤務時代に使用したことのある会計ソフトをメインとし、会計ソフトとの連携がスムーズな税務ソフトを選択しました。

コストだけみると税務ソフトは違うソフトになるのですが、ここは連携を重視し、多少のコスト高は目をつぶりました。支払えない程の金額ではないので。会計ソフトと税務ソフトは独立してから変えていません。

しかし、会計ソフトと連携がとれ、分析等に使用するソフトで私は失敗をしたかなと感じました。

月額料金がちょっと高過ぎる。もちろん契約前からちょっと高いなとは思っていたのですが、他のソフトのこともあまり知らない(正確には調べていなかった)ので、ちょっと使ってみようと思い契約してみました。

契約して最初の月は見よう見まねで利用してみて、色々新しいのでとりあえず触ってみる。

2ヶ月目に必要なところをピックアップして利用できるところまで操作は慣れてきました。

3ヶ月目に月額料金と自分の利用頻度を考えてみると、意外と使い倒していないなと思うようになりました。

4ヶ月目に今後の利用頻度も考慮し、解約手続きをしました。

幸い違約金がかからずに済みましたので良心的な企業様で助かりました。ずるずる利用し続けていたら利用料を払い続けるだけでしたので解約して良かったと思っています。

もちろんソフトが悪いわけではなく、私の選択ミスです。自分の利用頻度を見誤りました。利用するだろうと思って導入しましたが、結局それほど利用していなかったことにすぐ気付けて、その気付きを大事に翌週には解約の手続きをしていました。

これってひとりだからできることで、職員を雇用していると職員の利用状況も把握しないといけないし、複数税理士がいれば相手の利用状況や考え方を考慮しないといけません。

もちろんこれは導入時も一緒なんですけどね。ひとりなのでこれ導入してみようと決めたら即決です。だって私に選択権があるのですから。

ただし、失敗したときのリカバリーも自分でしないといけません。それがひとりということですね。

ひとり故に即断即決で何事も決められる。今回のソフト即解約はひとり税理士の強みのひとつだなと感じました。

低いなと思い契約解除の申出

顧問契約においてもひとり税理士の強みは発揮できると思います。もちろんソフトの契約とは違い簡単にはいきませんが、即行動に移すことはできます。

顧問料が低すぎて割に合っていないと感じた場合には、契約解除の申出を自分で決めて行動に移せます。

申出るタイミングやお客様の状況など考慮すべき事項はありますが、感じたら即行動可能です。

勤務していれば、このお客様は解約した方がいいのにな、と思っても意外と所長は首を縦に振りません。だって担当するのは所長じゃないし、報酬が入っているのは所長なので。痛みは職員しか感じないんですね。だから所長は本気で解約なんて考えないんです。単に収入が減るだけだから。

勤務時代は顧問先を選べません。でもこれは当たり前ですね。所長が仕事をとってきてくれて、仕事を振ってくれているのですから文句は言えません。我慢して担当します。給料は我慢料だと感じながら働いていたこともありました。

独立してからは仕事をとってくるのも自分、担当するのも自分、痛みを感じるのも恩恵を受けるのも自分です。すべて自分で感じることができるので、業務量と報酬が見合っていないと感じたら修正しないと自分が辛くなるだけです。業務だけ増えて報酬が増えないとただ忙しいだけになってしまいます。

これはただただ自分を苦しめているだけですね。ですから感じたら行動に移すようにしています。

顧問料が低いと感じたら顧問料の値上げや契約の解除を自分で申し出ることができます。所長の許可などいりません。所長は私ですから。

ソフト同様にずるずる顧問を継続していたら、自分の首を少しずつ少しずつ絞めていくことになります。これは回避しなければなりません。

感じて即行動に移せる。これってひとり税理士の強みですね。まぁ招いた責任も全部自分なんですけどね。

なんとなく感じる違和感を大事にしている

独立してから有り難いことに仕事の依頼もちょくちょく頂けるようになりました。

そのなかで、このお客様は自分の価値観と違うなと感じたのでご依頼頂いた仕事を即お断りしたことがあります。時間にしておそらく1分もなかったかなと思います。

独立したての時は変に下に見られがちです。独立後は仕事がないから依頼すれば全部受けるだろう、という感じの依頼のされ方でした。ご連絡を頂けた経緯も言わずに「とりあえず仕事をお願い」って感じです。

私はホームページにあえて電話番号を載せていません。電話での依頼を受けたくないからです。そんな中お電話を頂きました。失礼かもしれませんが、どこで電話番号をお知りになったかをお尋ねすると、「ホームページから」と。

これって嘘ですよね。だって電話番号載せてませんから。そこで私の直感で拒否反応です。いきなり嘘をつかれてしまったので、ちょっとこれは受けない方が良いと感じて即お断りさせて頂きました。

これがもし勤務時代であれば所長はもちろん受けていると思います。受ける人と担当する人が違うから。

もちろん結果的に良い仕事だった可能性もありますが、私は直感を大事にしています。ん?という自分の直感を意外と信じています。

直感だけでは仕事はできないことは重々承知ですが、違和感を感じたら怪我する前に撤退することもひとりでやっていく上では大事だと思っています。

すべてをひとりで担うので、ある程度の絞り込みは大事です。

  

【編集後記】
昨日は仕事後にジムへ行けないので仕事前にジムへ。意外と人がいたことにびっくり。
午前中は事務所で会計チェックや決算準備。午後はホームページの修正などを。

【家族日記】
長女がまた傷だらけで帰ってきました。
おでことひざを擦りむいている。
雨の中お友達と走って転んだそう。
長靴で走ったら危ないよ(笑)

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