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2020年7月22日 / 最終更新日時 : 2020年9月23日 miyagizeirishi 01 会計・税務・経営

現金勘定使うのやめませんか。

経営をしていれば必ずといってもいいほど発生する現金での取引。

今でこそキャッシュレスの流れはありますが、どうしても現金でないと支払えない場合もあります。

でも現金勘定って日々合わせるの面倒くさくないですか。私は自分の経営する事務所と会社では現金勘定は一切使っていません。

【 目次 】

    • 現金勘定を使わなくても仕訳できる
      • 個人事業主の場合 
      • 法人の場合 
    • 極力支払いはクレジットカードを利用しよう
    • まとめ
  • 関連記事

現金勘定を使わなくても仕訳できる

現金で支払ったとき、現金でもらったとき、必ず現金勘定が生じます。

しかし、私は別の勘定科目を使用して仕訳をしています。

理由は現金勘定を日々合わせるのが大変だからです。個人事業である事務所と法人で利用している勘定科目は異なりますが、処理の意味は一緒です。

通常支払ったときは貸方(右側)に、もらったときは借方(左側)にそれぞれ現金勘定がきます。これに変わって「事業主借」「事業主貸」「役員借入金」「役員貸付金」の勘定科目を使って処理しています。

個人事業主の場合 

   支払った時        経費科目 ○○円 / 事業主借 ○○円  

   受け取った時       事業主貸 ○○円 / 収入科目 ○○円

まず支払ったときの処理としては、事業用としての現金ではなく、あくまでもプライベートの現金から支払ったと考えます。つまり、個人事業主はプライベートのお金を借りて支払ったということになります。

反対に現金を受け取ったときは、事業用としての現金をもらったものをプライベートの現金としてもらったと考えます。

そしてこれらの取引は後日精算します。あくまでも事業用とプライベートのお金は別物ですので、きちんと精算しないといけません。精算するときの仕訳は次のとおりです。

   支払った時の精算     事業主借 ○○円 / 普通預金 ○○円

   受け取った時の精算    普通預金 ○○円 / 事業主貸 ○○円

支払った時にプライベートの現金で立て替えていた金額と同額を事業用の預金からプライベートへ返済します。

逆にプライベートの現金として受け取っていた現金を事業用の預金へ返します。これで精算は完了します。

法人の場合 

   支払った時        経費科目 ○○円 / 役員借入金 ○○円 

   受け取った時       役員貸付金 ○○円 / 収入科目 ○○円

法人の場合も考え方は個人事業主の場合と同様です。支払ったときの処理としては、役員からお金を借りて支払ったと考えます。法人としては役員からお金を借りていることになります。

反対に受け取ったときは、法人が事業用の現金を受け取り、それを役員に貸し付けたと考えて仕訳処理をします。

法人の場合もきちんと精算しないといけません。精算するときの仕訳は次のとおりです。    

   支払った時の精算     役員借入金 ○○円 / 普通預金 ○○円

   受け取った時の精算    普通預金 ○○円 / 役員貸付金 ○○円

支払った時に役員からお金を借りて支払っているので、役員にお金を返済します。

反対に受け取った時には役員に貸し付けているので、役員から会社に返済してもらいます。これで精算は完了します。

   

これで現金勘定を使用しなくても経理処理はできることになります。

ちなみに私の場合は役員貸付金勘定は使用せず、役員借入金勘定に統一して処理しています。受け取ったときは役員借入金の返済に充当したと考えてそのまま役員借入金勘定を借方(左側)に計上し、支払った時の精算と考えて簡略化した処理をしています。慣れてきたらこの処理でも問題ないかなと思います。

極力支払いはクレジットカードを利用しよう

現金での取引があるとどうしても上記の処理が必要になりますが、現金勘定を使わなくてもよいとしても面倒には変わりありません。

私の場合、経費は極力ビジネス用のクレジットカードで支払っています。クラウド会計ソフトを使用しているのでクレジットカードと会計ソフトを連携させれば取込み処理をして仕訳は完了です。

経理は極力手間がかからないようにしたいですから、効率化を考えるとクレジットカードでの支払がおすすめです。

ちなみに私の現金取引は平均して1ヶ月で2~3件程度です。基本的には郵便関係で購入するものだけですね。印紙代だったり切手だったり。コンビニで切手や印紙を購入するとなぜか現金取引のみ。クレジットカード対応してくれれば経費がすべてクレジットカードで処理できるのになと思っています。

まとめ

貸借対照表の一番上にくる現金勘定ですが、思い切って無くしちゃってもいいんじゃないでしょうか。

毎日合わせるの大変だし、そもそも現金取引をなくす努力をすればいいだけです。

時代の流れもキャッシュレスです。現金を持ち歩く時代は終わってると思います。

経理についても効率化と叫ばれる時代です。コロナウイルスの影響でテレワーク推奨の波が押し寄せていますよね。バックオフィス業務も効率化を考えないといけません。

いろいろ考えても現金取引は時代に合っていない気がします。

なるべく現金以外での取引に切り替えていきましょう。

 

【編集後記】
昨日は午前中にブログ執筆と決算準備。午後から顧問先を訪問。
朝は長男と一緒に事務所へ出勤でした。いや~めんこい(笑)

【家族日記】
最近子供たちはダンゴムシ集めが楽しいようで、歩きながら探しては捕まえています。
ダンゴムシってこんなにいるの?と思うほど見つけてきます。
通学時のお友達もみんなダンゴムシを集めます。
今ってダンゴムシブームなの?笑

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