受験勉強でスランプに陥った場合の対処法

税理士試験まで1ヶ月を切り、受験生は直前の追い込みの時期だと思います。

私はこの時期に超絶スランプに陥ったことがあります。今でも思い出せるくらい辛い時期でした。

目次

直前期までは順調にきていた

私は公認会計士試験から税理士試験に転向した当時、受験に専念していました。

簿記論、財務諸表論、消費税の3科目を勉強していました。

その頃は専念ということもあり、朝8時から21時まで自習室に籠もりっきりの生活を送っていました。完全にTACの自習室が当時の私の居場所。

TACの受付とも仲良くなってしまう程入り浸っていました。開扉と同時に自習室にいくので顔も覚えられ、年齢も同じくらいということで仲良くして頂きました。

そんなこともあり自習室に行くのが苦になっていなかったのかもしれません。予備校って雰囲気作りも大事なのかもしれませんね。当時の受付の方たちには感謝しています。

毎日TACに通い、自習室の一番前で勉強する日々を送っており、勉強時間は誰にも負けていないと自負するほど勉強をしていました。

少なくとも当時TACに来ていた税理士受講生の誰よりも勉強はしていた気がしています。あくまでも主観ですが。

今年は3科目絶対合格できると確信できるほど順調にきていました。モチベーションも維持できていましたし、勉強方法も間違いはない。

今年は絶対3科目合格できる。それ程自信があるくらい勉強をしていたと思います。

しかし、ある日を境に急に財表の点数が取れなくなりました。本当に不思議なんですが、理由がわからない。

勉強はこれまで通りやっていたので、勉強不足ではないと思います。本当に急に解けなくなったので、自分でも不思議に感じていました。

でも時間だけは無情にも過ぎていきます。受験日がまだ来ないで欲しいとあれほど願ったことはありません。

その年の受験日は8月上旬。私がスランプに陥ったのは7月上旬。残り1ヶ月。

勉強方法が間違っていたのかもしれないと不安になり、財表の勉強をするのが怖くなりました。やっても意味あるのか、みたいな。

これって精神的なダメージが大きくて、簿記と消費にも悪影響を及ぼしていました。

勉強方法に対して不安を感じてしまったので、他の科目も同様に不安になります。

これはやばい。3科目全部ダメになると本気で不安になりました。

スランプに陥ったら基本に戻ろう

勉強方法を間違っているのではないかと不安になり、これまでの時間が無駄だったのではないかと精神的に本当に苦しかったのを覚えています。

どうしたら良いかわからず、当時の簿記と財表の先生に相談にいきました。助けて先生って感じです。

その先生から言われたのは単純なことでした。「応用は解かなくて良いから、基本問題だけ解きなさい」以上。

もう自分の勉強方法に自信がなかったので、言われた通りにやるしかありません。

もちろん基本は大事だけど、応用問題も解けないと合格できないのではないかと疑問もありましたが、もう信じるしかありません。

受験日まで1ヶ月もないのでやるしかありません。

先生に言われたとおり「基本問題」のみ解くようにし、応用問題には手を付けない日々を約2週間送りました。

財表だけではなく、簿記も消費も同様に基本だけにしました。

今まで作ってなかった財表の暗記カードもこの頃に作りました。意外と覚えているので確認しながら暗記カードを作る感じでしたが、作りながら「あ、覚えられてるな」とか、「ここ覚えられてなかったな」とか色々発見がありました。

この時期に暗記カードかよって思われるかもしれませんが、自分にとってはあれは正解だったと確信しています。

これまで勉強してきて覚えられていることの確認と、「覚えたつもり」になっているところが意外とあるんだということに気付くことができたのは大きかったです。

そして基本のみを解き続けて2週間。先生にそろそろ応用に手を出してみてもいいよ、と言われ応用問題も少しずつ解くようにしました。

すると不思議。スランプ前の感覚に戻っていました。自分でもよくわかりませんでした。でも感覚が戻っていたのに感動したのを覚えています。

不安が自信に戻った感じです。

先生って凄いなぁと改めて思いました。色々な受験生を見てきてるからそのようなアドバイスをできるのかもしれません。

スランプに陥ったら基本に戻るのが一番です。自分の経験からこれは間違いありません。

今まで勉強してきているから不安になるんです。勉強していないとできなくて当たり前になるので不安さえ感じません。

基本を復習すれば今まで自分がやってきたことが間違いではないことを確認する良い機会になります。

スランプに陥ってしまったら基本に戻る。これに尽きると私は思います。もし陥っても焦らず基本に戻りましょう。

試験前1週間は難しい問題は解かない

スランプを抜け出してからは応用問題の中でも難易度が低いものを選んで解いていました。

難易度が高いのって正直本番に出たとしてもみんな解けないんです。つまり、解けたとしても傾斜配点となればそれほど有利にはならないはずです。

私は思い切って解きませんでした。基本に徹し、難易度がそれほど高くない問題に絞りました。

スランプを抜けてからは難易度が高い問題には絶対に手を出しませんでした。そこで再びスランプに入るのが怖かったというのが本音です。

基本を解き、できてることを確認しながら自分に自信をつけていく感じでした。これって精神的にも良かったと思っています。

解けるから自信になるし、本試験ではみんなが解けるところを確実に解けるようにするのが合格への一番の近道。

そう考えると、無理に難しい問題を解いて自信を無くさせる必要もありません。

この年は簿記論と財務諸表論の2科目に合格。消費は残念ながらA判定でした。

でもこのスランプを経験してから、何よりも基本が大事なんだということに気付くことができました。

まとめ

税理士試験は長期戦です。スランプになることもあるかもしれません。

私のように今来んなよって思う時期にくる可能性もあります。もちろんない方がいいのですが、誰しも訪れる可能性はあります。

その際は焦らないでください。基本に戻れば自信も戻ります。これに尽きると私は思います。

  

【編集後記】
4連休は1日だけ仕事にしました。6月決算のお客様の作業を進めました。
freeeでの決算。まだ慣れていないところもあるので色々確認しながらです。
達人との連携もでき、問題なく進められそうでホッとしています。

【家族日記】
この4連休は遊べたかな。
お寿司パーティーしたり、じじばば宅へお泊まりしたり、はとこと遊びまくってお泊まりしたり。
はとこ達とは久しぶりの再会。めーいっぱい遊んできました。
子供たちはおおはしゃぎで遊びまくり。
汗まみれ泥まみれになりながら楽しそうでした。
夜は花火もして大満足。
この日はお泊まりさせて頂き、子供たちはだいぶ遅くまで遊んでいました。
それでも翌朝は普段通り起きてまた遊び。
パパママはいつもより遅めの起床。歳には勝てません。

家族でお寿司パーティー。
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