前回は北海道へ行こうと思い立ったところからフェリーでの出会いまでを綴ってみました。
今回は苫小牧港に到着した初日から2日目までを綴ってみようと思います。
ツーリングの気持ち良さと楽しさを感じた初日
苫小牧港へ着いたのが朝5時。
フェリーが苫小牧港へ到着したので、とりあえずバイクを取りに向かいました。
すると昨晩一緒に飲んだ男性も出発の準備中。
「昨日はどうも~」と軽く会話し、「ツーリングマップル探しまーす」というとニコニコ笑われました。
本当にありがとうございます。
その方がいなかったらツーリングマップルに出会えなかったかもしれません。
ツーリングマップルはツーリング専用に出されている本で、宿泊できる場所や、バイクで走るには気持ちが良い場所や名産品なども載っている最高の地図です。
これがなければ北海道ツーリングは成り立たないのではないかと思う程重宝しました。
苫小牧港を出発してとりあえず東へ向かいました。
途中で見たことがないコンビニを発見。
北海道では有名なセイコーマートです。
オレンジ色のコンビニ。
セイコーマートさんとは私は当然初めましてです。
コンビニっぽいのでとりあえず入ってみると、書棚にツーリングマップルとポケットマップを発見して即購入。
雨で濡れてヨレヨレですが捨てられません。
会いたかったツーリングマップルとポケットマップに上陸して30分で出会えました。
セイコーマートさんありがとう。
本当にありがとう。
とりあえず本日の目標は達成。
ポケットマップを見ながら本日の宿はどこにしようかと悩む朝6時過ぎ。
とりあえずライダーハウスを探してみると、静内にライダーハウスを発見。
「音楽の館・馬っ仔ハウス」という1拍500円の施設に決定。
なんと電気水道もあり、トイレも完備。
コンセントもあるので結構快適な施設でした。
距離感もつかめないのでまず走ってみるかという感じでライダーハウスに向かって走りました。
朝食は食べずに、昼食で美味しいもの食べようと決めてひたすら走りました。
山々や牧場、そして海。
もう最高。
天気はいまいちでしたが気持ちよすぎて初日から感動。
ただ走ってるだけで気持ちが良い。
バイクって走るだけで気持ちが良いんですが、景色や空気がきれいだと更に気分が上がります。
毎年ツーリングにきているというフェリーで出会った方の気持ちがわかった気がしました。
ライダーハウスに到着すると既に宿泊している方がひとりいました。
その方はライダーハウスの所有者の牧場を手伝いながら数日連泊しているとのことでした。
なんか自由でいいな~。
その方との会話でその日は襟裳岬にいってみることに。
初日なので宿に困るのも嫌だな~と思い、襟裳岬に行って宿へ戻ってくることに決めて襟裳岬へ向かいました。
なんとなく名前も聞いたことがあったので行ってみました。
ひたすら2時間くらい走って辿り着きました、襟裳岬。
あいにくの濃霧で写真にはきれいに写りませんでしたが、人生初の岬にちょっと感動。
何に感動かは不明ですが海って不思議と気持ちを穏やかにしてくれる。
後で知りましたが襟裳岬って渚100選にも選ばれているそうです。
先端は約60mの断崖絶壁。
覗くと少し怖いくらい。
風が強いので怖さ倍増。
その日の滞在は襟裳岬のみ。
宿に戻って初対面の旅人たちと、さらにはオーナーも混ざって16時頃から宴。
美味いモノを食べようと思っていたのに、北海道初メシがコンビニ飯と酒という我ながらの残念ぶり。
でも一期一会の楽しみを初めて味わった夜でした。
どこから来たとか旅の目的、ツーリングのおすすめスポットなどをお酒を飲みながら交わしました。
そこでも色々情報を頂きました。
ツーリングに来ている人は学生やフリーターが多いのかなと思ったんですが、意外と社会人の方が多いのにびっくりしたのを覚えています。
お盆期間だったというのもあるのでしょうが、みんな仕事はしている感じでした。
そしてあまり深掘りしないのが一期一会のいいところ。
基本は旅の話。
身の上の話はさわり程度。
これがまた気持ちが良いんです。
初日から楽しい夜を過ごせました。
2日目 静内~襟裳岬~帯広
前日の夕方に出会って酒を交わし、翌朝にはそれぞれ道内のどこかへ散っていきます。
出発の際はお互いヘルメットを被っているので手で合図。
バイクの音と共に散っていきます。
バイクの音が各方面に響き渡り、少しずつ聞こえなくなっていく。
なんか良いですよ、このドライな別れ。
気持ちが良いです。
不思議と数日後に別の場所で再会したりするんですがね。
どうやらこれは北海道ツーリングのあるあるのようです。
私は静内を出発してまず向かったのは襟裳岬。
東へ向かうと途中に襟裳岬があるのできれいな海が見れるか再チャレンジ。
結果は残念なことに濃霧。
足早に撤退しました。
まぁ仕方ないと割り切り黄金道路へ。
黄金道路は海岸線ギリギリを走る道で、南北に渡って断崖絶壁と海に挟まれている道。
バイカーには人気のようなので行ってみました。
これが本当に気持ちが良い。
断崖絶壁ハンパない。
右手には青い海が広がり、海風を浴びながら走るのは凄い気持ちが良い。
天気も前日ほど悪くなかったので颯爽と走ることができました。
そこから更に北上して「ハルニレの木」へ。
推定樹齢140mの二本の木が一体化した珍しい木。
草原にポツンと立っています。
なんだか心が穏やかになる場所でした。
そして「幸福駅」へ。
素敵な駅名ですよね。
行くだけで幸せになれる気がして行ってみました。
廃線になっているんですが鉄道公園として保存され、旧駅舎内にはものずごい量の名詞が貼ってありました。
みんな幸福になりたいんですね。
そりゃそうだ。
私も貼ろうと思ったけど名詞なんて持ってない。
むしろ無職だから名詞すら存在しない。
記念切符のキーホルダーを購入してきました。
「愛国から幸福ゆき」切符。
これは本当に偶然ですが、切符の日付が、数年後に出会う今の嫁さんの誕生日でした。
どうやら私も幸福ゆきの切符にあやかれたようです。
今でも大切に持っています。
そしてお腹も空いたので帯広名物の豚丼を食べに「元祖豚丼のぱんちょう」へ。
写真を撮るのを忘れたのが悔やまれますがめちゃくちゃ美味かった。
食したらその日の宿を近くの「大正カニの家」に決めて早速向かいました。
カニの家に到着し中へ。
入ったらまず名簿に記入。
既に3人程宿泊者がおり、軽くご挨拶。
結局その日は10人ほどの宿泊者と外で宴。
宿泊ルールで室内は禁酒です。
この日も色んな人がいましたがその中に同い年の人が。
彼は一級建築士を目指しているとのことで、なんか同じ空気感を感じて親しくなりました。
彼も当時は受験し始めた頃で、見えない未来が不安でお互いに頑張ろうと励ましながら飲んだのを覚えています。
そして彼は数年後、一足先に一級建築士試験に合格。
今は一級建築士として働いています。
なんか嬉しいですよね。
そんな素敵な出会いがあった2日目でした。
まとめ
初日と2日目を綴ってみました。
ツーリング当時はガラケーだったこともあり、写真をあまり撮っていませんでした。
もちろん旅のことをブログに綴るだろうなんてことも思っていなかったです。
もっと写真をいっぱい撮っていたらな~とちょっと後悔です。
まぁこればっかりは仕方ありませんね。
次回は3日目以降を綴っていこうと思います。
【編集後記】
今朝も4時起床。ルーティーン後に仕事。
今日は午前中にお客様を訪問して決算修正。午後から打ち合せ1件。
今週は結構予定がぎっしりなので体調管理もしっかりしなければいけません。
【家族日記】
昨日はお野菜を切るお手伝いをしてくれたようです。
床に散乱している状況でなんとなくわかりました。
まぁ楽しそうなので良しとしましょう。
片付けるママが大変そうでした。