税務の勉強をするときに、意外と参考にしているのが国税庁のホームページです。
税理士の目線ではなく、一般の方目線での税の知識や質問が並んでいます。
国税庁のHPは無料で使える教科書
国税庁のホームページは当然ながら無料です。
インターネットが使えれば誰でも無料で利用できます。
国税庁ホームページ
https://www.nta.go.jp/
その中でも私がよく利用しているのが「タックスアンサー」と「質疑応答事例」です。
タックスアンサー
タックスアンサーは、よくある税の質問に対する一般的な回答が載っています。
一般的な回答なので、個別案件には少々向いていませんが、税法の考え方を学ぶには非常に良いと思っています。
カフェなどで時間が空いたときにタックスアンサーを開き、1つか2つ読んだりしています。
意外と久しぶりな論点だったりすると、知識の再確認になるので重宝しています。
一般の方向けなので、利用方法も丁寧に載せてくれています。
検索もキーワード検索だったり、科目別による検索だったり、非常に使いやすいかなと思っています。
質疑応答事例
もうひとつが質疑応答事例です。
こちらは国税庁側へ納税者が照会をかけた事例が載っており、タックスアンサーよりも個別案件に近いので実務ではこちらの方が参考になります。
照会要旨と回答要旨が記載され、関係する条文も載っているので条文検索する手間も要りません。
非常にありがたいなと思います。
税理士目線ではなく、一般の方目線が大事
税理士として日々仕事をしていると、どうしても自然と税理士目線になりがちです。
一定の専門知識があることが求められますので、日々勉強はしています。
その時に重箱の隅をつつくような論点ばかりを勉強してしまいがちです。
もちろん実務ではタックスアンサーや質疑応答事例では回答できないことが多いです。
断然その方が多いのですが、だからといって難しい論点ばかりを勉強していては、一般の方の目線が見えなくなります。
一般の方はどのような論点で悩んでいるのか。
どのような質問を国税庁へ寄せているのかを知ることにより、疑問を抱きやすい論点がみえてきます。
それらの知識を基礎としてインプットしておくのは最低限必要で、それにプラスアルファの知識を日々研鑽していくべきだと思っています。
税理士はお客様から色々な質問を受けます。
意外とタックスアンサーだったり、質疑応答事例にある質問も受けることもあります。
それらの質問に対しては迅速に回答できるように準備しておく必要があります。
実務では面白いことに回答がない質問が多いです。
条文にあたり、個別の案件を当てはめ、回答を導くことが多々あります。
これは案件毎に調べれば良いことで、常に持ち続ける知識や視点は一般の方へ向けるべきだと考えています。
お客様は税理士ではなく、一般の方ですからね。
まとめ
税理士として日々勉強をするなかで、意外と自分の目線が間違っているのかなと思うことがあります。
難しい論点だと勉強したくなるのが税理士なのかもしれません。
分厚い参考書を読むのが楽しかったりもします。
でも一般のお客様が日常で困る論点は、その分厚い参考書にある細かい論点ではないんですよね。
税の専門家である税理士としては難しい論点の知識も必要です。
しかし、お客様が常に求めている知識をインプットし続け、それらをアップデートしていくことも大事だと思います。
その勉強に国税庁のホームページは重宝しています。
【編集後記】
今朝も4時起床。ルーティーン後に仕事。
今日の訪問予定が急遽延期に。
昨日まとめきれなかった決算を仕上げたいと思います。
【家族日記】
昨日は娘ちゃんたちの体育教室の日。
お迎えはパパです。帰りはお家まで一緒に徒歩。
石蹴りが上手でびっくりしました。
周りには気を付けて、楽しそうに蹴ってお家まで帰りました。