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2020年10月27日 / 最終更新日時 : 2020年10月27日 miyagizeirishi 01 会計・税務・経営

経理は「経営管理」の略。そう、経営にとても重要なんです。

経理は基本的に日々やるべきことです。

現金出納帳がある会社は特に。

毎日つけないと残高が合っているか確認もできませんよね。

私はそんな経理は自社でやることを推奨しています。

会計事務所でやることを記帳代行といいますが、これを当事務所では受けていません。

それには理由があります。

【 目次 】

    • 経理が滞ると会社の現況を正確に把握できない
    • 会計数値は時間が経てば経つほど役割が薄れる
    • 経営者が現況を自ら把握できるようにするためには自社経理
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経理が滞ると会社の現況を正確に把握できない

経理は毎日やるもの。

これは経理を経験してきた身としては当然の感覚でいました。

私は税理士法人へ転職する前までは学校法人の経理にいました。

当然経理は自社でやっていたし、その日の取引は毎日つけていました。

最近ではバックオフィスとも言われることもありますが、会社を支える重要な仕事です。

これは大企業でも中小企業でも一緒です。

なぜ重要かを考えてみると、会社の現況を目に見える形で教えてくれる唯一の手段であると私は思っています。

経理って経営管理の略です。

その言葉の意味からも経理って大事だとわかりますよね。

通帳残高は記帳すればわかる。

現金は残高を見ればわかる。

確かに見ればわかります。

でも、その残高になっている理由ってすぐわかりますか。

色々な入出金があってその残高になっています。

その理由を知らずして、その残高で満足してしまい、会社の日々の取引を把握しないで経営していると怖くありませんか。

更に、今日現在の売掛債権の残高はわかりますか。

反対に仕入債務の残高はわかりますか。

これらの入金日や出金日ってわかりますか。

出金日より入金日が後になる場合には、その金額をきちんと把握されていますか。

会社の状況って、フィーリングでわかるほど簡単ではありません。

経理は毎日つけることにより会社の状況を把握できる武器となります。

その経理を1ヶ月遅れ、2ヶ月遅れ、3ヶ月遅れと少しずつ遅れている方もいるかもしれません。

これでは経理が果たす意味は単に決算書を作り、税務署へ申告することだけになります。

経理って現状を可視化できる手段であるにも関わらず、その手段を自ら捨てていることになります。

銀行から借り入れをしている会社も多いでしょう。

その際は試算表の提出を求められますよね。

求められた試算表を直ぐに提出できる状態にありますか。

入力が終わってないのでもう少し待ってくださいなんて言ってませんよね。

経理を毎日していないことを自ら銀行にアピールしていることになります。

銀行からの信用が薄れていくことを自らやっているんです。

次回以降の融資に自ら悪い影響を与えていますよね。

経理は毎日やることに意味があると思っています。

会計数値は時間が経てば経つほど役割が薄れる

過去の数字はとても大事です。

これは分析をするには過去の実績を利用するために大事という意味です。

私は経理には2つの重要な役割があると思っています。

一つ目がその分析するための実績を作ること。

二つ目が現状を把握して経営判断に生かすこと。

過去の実績は数ヶ月経ってから経理をやっても、同じ結果となるので問題はありません。

同じ結果になりますが、遅れれば遅れる程取引の内容を思い出せなかったり、確認を取ったりしなければなりません。

非常に効率が悪いです。

時間も余計にかかります。

数ヶ月遅れて経理すると、その役割の一つは担えますが、もう一つの現状把握という役割は薄れてきます。

資金繰りの把握であったり、損益の状況であったり、これは現状を把握しないと意味がありません。

特に資金繰りですね。

売掛債権がきちんと入金されているかってとても重要です。

売上が計上されているのにお金が入ってこないなんてことがないようにきちんと管理しなければなりません。

これも日々経理をすることにより、売掛債権の残高も把握できます。

入ってきていなければ催促しなければなりません。

その売掛債権が入っていないと気付いたのが3ヶ月後だったとします。

これは催促する方もされた方も記憶が薄れた状態での連絡となります。

これは心象悪いですよね。

入金してもらえればまだ良いですが、最悪の場合は過去過ぎて払ってもらえないケースもあるかもしれません。

経理は現状を把握する重要な資料であるとともに、経営判断をするうえでの最重要資料となります。

現状の善し悪しによって経営判断は変わります。

その判断材料となり得るのが現状把握できる経理資料となります。

その判断材料である資料が3ヶ月前の資料だったとすると、その資料ってほぼ意味ないですよね。

例えば、2020年なんてのはわかりやすいかもしれません。

2月頃から新型コロナウイルスの影響を大きく受けてますが、4月に経営判断をしなければならない状況で経理が1月までしか終わってなかったとします。

経理が提出してくる試算表は1月時点の数値です。

これって意味ないことは誰でも想像がつきますよね。

だって新型コロナウイルスの影響を受ける前の数値ですよ。

2月3月4月と売上が落ち込んだ業種が多いです。

それにもかかわらず、1月の試算表で経営判断をしてみてください。

会社は間違った方向に進むのは目に見えてますよね。

現時点の会計数値が表す資料を基に経営判断をするべきですよね。

この資料は経理を滞りなく進めていないとでてきません。

会計数値は単なる分析のための実績数値だけではなく、経営判断の材料となる重要な指標です。

時間が経てば経つほどその意味は薄れてきます。

単なる申告のための経理ではなく、経営のために重要であるということを認識するべきです。

経営者が現況を自ら把握できるようにするためには自社経理

とても重要な経理ですが、中小企業の場合には外注することも多いでしょう。

記帳代行と呼ばれますが、会計記帳を外部に委託することです。

これはこれでありだと思います。

今でこそ会計ソフトを上手く活用すれば効率化は図れますが、それでも経理は時間と労力がかかります。

経営者が自ら経理していると本業に支障がでてくるでしょう。

そんな時は外部へ委託し、できあがった数値をもって経営判断に生かせば問題はありません。

この記帳代行ですが、当事務所では受けていません。

ひとりで事務所を経営しているのでマンパワーが足りないというのも理由のひとつです。

もちろん今は色々仕組みがありますので、それを利用すればこのマンパワー不足は解消できます。

それなら記帳代行を受けることも可能だと思われるかもしれませんが、受けていない理由がもうひとつあります。

これは経理を外注すると、とたんに会計数値を理解しようとしなくなる経営者が多いということです。

経理を外注すると、数値のことは税理士任せ。

税理士が把握してくれてるから把握しなくて良い。

そんな考えになってしまう経営者がでてきます。

もちろん全員が全員そういう経営者ではありませんが、そうなってしまう可能性があるということです。

なので最初からあえて自社でやってもらうようにしています。

経理という仕事は、正直細かいし、面倒くさいことが多いです。

それでも重要な経営指標を作っているという認識を持って頂くことにより、経理資料ベースでの経営会議がより意味のあるものとなります。

単なる数値の羅列ではないことを経営者自ら理解できてるようになることは、会社経営にとってはとても重要だと思っています。

もちろん私はそのお手伝いをさせて頂きます。

    

【編集後記】
今朝は4時15分起床。ルーティーン後に仕事。
今日は遠方での打ち合わせ。

【家族日記】
娘ちゃんと一緒に通学通勤。
じゃんけんをしながら勝った方が進む。
これを家の前からずっと。
めちゃくちゃ楽しそうにやっている娘ちゃんがめんこい。

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