全顧問先について考える時間を意識的に作る

開業してから一環してひとり税理士を貫いています。

有り難いことに顧問先数は少しずつ増えています。

それでも担当できる件数には限りがあるので、もう少しで上限かな、なんて最近は考えています。

まぁ自分のキャパも試行錯誤なのでまだまだ未知ですが。

自分で担当できる範囲内で受任する理由のひとつに、全顧問先について意識的に考える時間を設けたいという思いがあります。

独立する際に思い描いていたことですが、まだまだ出来ていないなと反省しています。

意識的にスケジュールに組み込みながら、試行錯誤していきたいと思います。

目次

サービスは一定ではない

属人化は良くない。

そんなことを勤務時代には言われました。

確かにサービスを一定に保つために、誰が担当してもサービスの質に変化があってはいけない。

一定化させるために定型化し、担当が変わってもお客様には影響がないように工夫する。

これは従業員が多くいる事務所であれば当然のことだと思います。

担当が変わったから解約なんてこともザラにありますからね。

しかし私はひとり税理士。

お客様によってサービスを変化させることもひとつの強みだと思っています。

お客様によって求められるサービスが違います。

全く違うわけではありませんが、ある程度の軸は作りつつもカスタマイズすべきだと思っています。

社長によって気にされている事項は異なりますし、会社のフェーズによってもサービス内容は変わります。

創業期なのか、成長期なのか。

ビジネスモデルによっても重視すべき数値や指標も変わります。

あるいは資金繰りの状況によっても提供すべきサービスは変わりますね。

個人なのか法人なのかによっても大きく変わります。

サービスの軸は決めますが、細部はカスタマイズしなければなりません。

そのためにも、顧問先ひとりひとりについて、訪問時以外にも考える時間を意識的に作るようにしています。

有り難いことにご縁よりお客様になって頂けたのです。

自分が会社の成長に少しでもお役に立てることは何なのか。

理想は考える時間を毎週作りたいと思っています。

意識的にスケジュールに組み込みながら、じっくり考える時間を作る工夫をしていきたいと思っています。

打合せ後は必ず議事録を作り次回の打合せに生かす

税理士は、税理士法第 41 条において、下記のような義務があります。

「税理士は、税理士業務に関して帳簿を作成し、委嘱者別に、かつ1件ごとに、税務代理、税務書類の作成又
は税務相談の内容及びそのてん末を記載しなければならない」

つまり、税理士業務について、記録簿を作成する義務があります。

しかし、私はこの税理士業務処理簿とは別に、打合せの内容について簡単に議事録を作成し、反省点を記録するようにしています。

打合せの際に社長があんなこと言っていたな、とか。

資金繰りを気にされているな、とか。

お客様がどのような事項に興味があるのか、それに対して自分がどう応えられたのか。

あるいは応えられなかったのか。

打合せ後に記録に残し、次回の打合せ時には応えられるように準備します。

お客様のことについて考える際にも見返します。

どうしても人間の記憶には限りがあります。

不思議と見返さないと思い出せないことも多々あります。

むしろその方が多いかもしれません。

だからその日のうちに、遅くとも次の日の朝には議事録に残すようにしています。

調べることがあればそれをタスクに追加。

すべてを潰していくことが理想ですが、まだまだ潰しきれていないように思います。

お客様が欲しがるであろう情報を先回りして提供する。

顧問税理士はそうあるべきだと思っています。

まだまだですが。

毎回の打合せに本気で臨み、お客様の要望を少しでも汲み取る努力をする。

小さなことを繰り返すことによってのみ、要望にマッチしたサービスをご提供できるようになるのだと思います。

これからも毎回の打合せを大切に、そして丁寧にヒアリングする。

コツコツ地道に続けていきたいと思います。

まとめ

顧問先について意識的に考える時間を作る。

理想は毎週作りたい。

訪問前は当然に準備をするので考える時間を作れます。

しかし、たとえひとつの顧問先につき10分でもいいので、考える時間を毎週設けたい。

顧問先の数にも限りはありますが、時間も限りがあります。

効率化できるところをひとつずつ改善し、時間を捻出するようにしたいなと思います。

   

【編集後記】
前職時代に関わりがあった方から約2年ぶりにお電話がありました。
来週お会いする予定です。
退職してからもご連絡を頂けたことに、素直に嬉しかったです。
何かお力になれれば良いなと思っています。

【家族日記】
温泉に行った際に火傷をおった息子くん。
新しい皮膚も生え、痛みもなくなってきたようで一安心。
湯船にも浸かれるようになって、お風呂でまた大はしゃぎするようになりました。
とてもうるさいですが、やっぱり元気に遊んでいる姿をみると安心しますね。
また怪我しないと良いんだけどな…。

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