資金繰りが心配な場合は資金の流れを見える化しよう

設立してまもない企業や小規模事業者は資金が乏しいケースが多い。

実際、資本金が300万円未満のところが多い印象を受けます。

1円でも会社を設立できてしまう世の中ですので、資本金が僅少な企業は想像しているよりも多い気がします。

そんな小規模事業者から資金繰りが苦しいという相談はよくあるものです。

そんな時は、まずは資金の流れを見える化するお手伝いから始めるようにしています。

目次

まずは見える化

資金繰り改善の第一歩は、資金の流れを見える化すること。

これをせずに改善はあり得ないと思っています。

単純にお金が足りない。

仕方ないので自己資金を入れよう。

融資を申し込もう。

なんてやり方では、一度切り抜けられても二度目が必ずやってきます。

そもそもそんな状況では融資もしてもらえないかもしれません。

根本的な改善にはなっていないので当たり前ですよね。

金融機関も返済可能性が低い先には貸してくれません。

当然です。

資金繰りが苦しいと相談を受けると、まず始めに資金繰り表は作成されていますか、とお尋ねします。

するとほとんどの方は作成されていません。

小規模事業者への資金繰り指導が行き届いていない状況が多いので、仕方がないのかなと思います。

そもそも顧問税理士がいない場合も多いかもしれませんね。

このような状況ですから、資金繰り表の作り方をご存知の方は非常に少ないように思います。

そこを一緒に作るのがまず第一歩かなと思いますね。

見える化すると課題が見える・予測ができる

資金繰りが苦しいには必ず理由があります。

資金の流れを見える化することにより、その理由が見えてきます。

多くの経営者は、資金繰りを頭の中で描いています。

大雑把には見えているかもしれませんが、それを目で見えるようにしていない。

だから資金繰りが苦しい理由がわからないのです。

理由がわからなければ、どこから改善すべきかが見えてきません。

その場つなぎの策でしのぎ、やがて底をつく。

そうならないように、まずは理由を調べることが大事です。

理由がわかればその改善策を検討します。

改善策が決まれば、それをプランニングして行動に移します。

突貫工事のような改善策があれば是非やるべきですが、多くの場合はそんな策はありません。

ひとつひとつ改善していくしか道はありません。

そして資金の流れを見える化すると、将来の資金の流れも予測することが可能になります。

資金がいつ足りなくなるのか。

足りなくなる前に対策を練ることができるようになりますね。

新規融資・リスケの打診も早めにしよう

資金繰りの改善には、課題を明確にし、改善策を打ち出し、実行する必要があります。

実行しつつ当面の資金不足の不安を緩和するためにも、同時並行で公的あるいは民間の金融機関へ融資の打診も行っておくべきだと思います。

普段からお付き合いのあるメインバンクにはできるだけ早く打診をしましょう。

既に返済中の借入金がある場合には、返済のリスケも検討する必要があります。

リスケをせずに返済が滞ると、信用情報に傷がついてしまいます。

資金ショートにより返済できない可能性がある場合には、早めにリスケも検討しなければなりません。

このような場合に普段からの金融機関とのお付き合いの状況が影響してきますよね。

試算表を定期的に提出し、マメに融資担当者などとコンタクトを取っている場合には打診もしやすいでしょう。

しかし、お金が足りなくなった時にしかコンタクトを取らない状況の場合、金融機関としても融資の支援に積極的になってくれるとは思えません。

銀行への説明書類の作成にも時間を要しますし、理解を頂くまで時間もかかることは容易に想像できます。

経営には金融機関とのお付き合いもとても大事になるということですね。

業績が良いときも悪いときも、きちんと報告しながらお付き合いしていく必要があります。

そして融資は打診しても必ず実行してもらえるものではありませんので、そこには注意が必要です。

たまに資金が足らなくなったら銀行から借りれば良いという経営者がおられますが、そんなに甘くはありません。

金融機関も融資してきちんと返済できるかを審査します。

当然ですよね。

打診をするということは、お願いをすることですが、「打診=融資実行」と思い込んでおられる経営者は要注意です。

業績が良いと金融機関の方から融資の打診があったりします。

不思議と業績が悪くなっても、この金融機関から打診があったことが脳裏に残っており、融資を受けられるだろうと思い込んでしまっている。

状況が異なるのにです。

人間は自分に都合の良いように物事を理解してしまうのでしょう。

業績が良い頃は貸してもらえるのは当然であり、業績が悪化したら貸して貰えるかどうかは不明です。

そういった点も踏まえ、普段から金融機関との付き合い方についても考える必要があると思いますね。

まとめ

資金の流れを見える化する。

頭の中でなんとなくわかっていても、改善策が見えてこないことが容易に想像できてしまいます。

目に見えるようにすると、新たな改善策が見いだせる可能性が高くなります。

資金繰りが心配になった場合には、まずは資金繰り表を作成して見える化するようにしましょう。

何かヒントが得られるはずです。

   

【編集後記】
事務所にScanSnapを1台増設したのですが、設定がうまくいかない…
こういった点も自分で解決しないといけないので、色々勉強になります。

【家族日記】
子供たちの水泳教室を送迎&見学。
楽しそうに泳いでいる姿を見られるのは、独立したメリットかなと思います。
勤務時代には時間的に難しかったので、送迎なんて考えられませんでした。
今は送迎もできるし、見学もできる。
もちろんその分夜に仕事したりもしますが、それが全く苦にならないのが独立ですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次