税理士を探す際に何を重視するべきか。どうやって探すか。

顧問税理士を探す際には各々重視する要素があるでしょう。

価格なのか。

得意分野なのか。

人柄なのか。

相談のしやすさなのか。

年齢なのか。

それぞれ重視するポイントは異なるでしょう。

そして探し方も色々あります。

重視する点、その際にどうやって探すべきか。

私見を書いてみたいと思います。

目次

価格重視の場合は紹介会社に依頼しよう

税理士選びの最重要ポイントが価格の場合には、紹介会社を利用するのが一番早いと思います。

税理士紹介会社という会社がこの世には存在します。

税理士紹介会社は税理士の価格の安さを追求しています。

この紹介会社は正直税理士にとっては厄介者です。

価格のみを追求してきます。

そして、お客様には「○○円でやってもらえますよ」と営業をかけます。

税理士の顧問料の低価格化を招いている一因だと私は思っています。

しかし、価格を重視するお客様にとっては使い勝手が良いと思いますね。

利用するお客様は利用料が掛かりません。

紹介を受けた税理士が紹介会社に紹介料を支払う仕組みになっています。

年間報酬の50%や70%というのはザラです。

安く税理士を探したい方は、こういった紹介会社を利用すべきかなと思います。

ただし、安さゆえにサービスの質については容易に想像できますよね。

あくまでも価格が最重視の場合の利用をお薦めします。

得意分野で探す場合はホームページで吟味しよう

税理士でも得意分野は存在します。

個人事業主が得意なのか。

法人が得意なのか。

あるいは特定の業種に特化しているのか。

相続税に特化しているのか。

事業承継に特化しているのか。

私の場合は、小規模事業者の財務支援と事業承継に特化しています。

これは事業承継支援を経験してきたからであり、最も支援が必要なのは小規模事業者だと感じたというのが理由です。

中規模以上は顧問税理士以外にスポットで専門税理士に依頼されるケースが多い。

しかし、小規模事業者の場合にはそんな余裕はありません。

だからこそ、顧問税理士がすべて担うべきだと考え、顧問もやり、事業承継も支援し、承継後の財務支援もする。

相続税の申告までもちろん支援する。

これは私自身が事業承継・相続に特化した事務所からこの業界に入り、その後一般的な顧問業も経験してから独立したという経緯があります。

このように、独立している税理士ひとりひとりにバックグラウンドがあります。

ホームページではそのバックグラウンドを知ることができると思います。

少し大手の場合には、総合的に取り扱っているという場合もありますけどね。

今の時代、税理士事務所でもホームページを構えているところが増えてきています。

それでもまだまだホームページがない事務所が大半ですが(高齢税理士の事務所にはないでしょうね…)。

医者は「内科」「外科」「皮ふ科」など明確に看板を掲げています。

税理士はここがまだまだ不透明な業界だなと感じています。

それを唯一確認できるのがホームページなのかなと思っています。

税理士自身の経歴から得意分野や得意業種などを絞り、ホームページで明確化している事務所が多くなってきました。

ホームページがある事務所の場合には、代表の顔を確認することもできますしね。

お願いしたい業務が明確化されている場合には、色々な税理士のホームページを見てみて、その業務が得意な税理士を探す方法をお薦めします。

人柄や信頼性を重視するなら知人の紹介がベスト

税理士の場合、一番多いのは知り合いからの紹介です。

これは税理士に限らず士業全般に言えるのではないかなと個人的には思っています。

税理士に絞って考えてみると、税理士は顧問としてお付き合いを始めるのが一般的です。

すると、1年や2年の付き合いではなく、10年20年あるいはそれ以上のお付き合いになります。

そう考えると、人間同士の相性も大事になってきます。

知り合いからの紹介の場合、両者を知った上でご紹介してもらえますよね。

すでに税理士のことも知っている。

税理士を探している方のことも知っている。

そうなると、この人とこの税理士は相性良さそうだな、って思えば紹介をしていただけます。

実際にお会いしてみないと本当の相性はわかりませんが、全くの事前情報がない場合に比べれば雲泥の差です。

私が一番お薦めするのは、知人の紹介かつホームページのチェックです。

知人から事前情報をもらい、ホームページで得意分野や人柄をチェックするのです。

料金表がある場合が多いですので、料金もある程度確認できます。

その段階で一度会ってみるかどうか決めるというのがベストなのかなと思っています。

まとめ

税理士の探し方について私見を書いてみました。

お客様側からしても、税理士側からしても、ミスマッチはお互いにとって不幸になります。

そのためにも、税理士はホームページで情報を公開すべきですし、お客様も好みの税理士を探す努力は必要なのかなと思います。

昨今、価格重視のお客様も増えてきていると感じます。

時代の流れなのかもしれませんが、税理士難民が多く発生すると私は予想しています。

以前のブログでも書いています。

あわせて読みたい
これからは税理士を探しても見つからない時代が到来するかも? 顧問料の価格競争。 この現実が税理士業界にはあります。 税理士に限らず、これは士業全体に起こっていること。 税理士業界に限って言えば、税理士紹介会社が低価格を謳...

明らかに価格重視の方を敬遠する税理士が増えてきています。

そういった面も考慮して、自分に合った税理士を見つけてもらえればなと思います。

   

【編集後記】
今週は人間ドックを受診してきました。
久々にバリウムを飲みましたが、やはり苦手…
来年から胃カメラにしようと思います。
胃カメラも苦しいんですが、受診後は苦しくないですからね。

【家族日記】
子供たちが目覚まし時計をセットして起きる練習をしています。
鳴っても全然起きない子もいて面白い。
ずっと鳴らしておこうかなと思っちゃいますが、近所迷惑かなと思い少ししたら止めています。
少しずつですが起きられるようになってきているので、成長はしていますね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次