税理士試験が近づいてきましたね。
社会人受験生には合格したら独立したいという方も多いのではないでしょうか。
税理士事務所や税理士法人に勤務しながらの受験はとても大変です。
しかし、それを乗り越えると、独立というひとつの目標が達成できますね。
勤務時代と独立してからの肌感覚を正直に書いてみたいと思います。
責任、時間、やりがいという3つの視点で。
もし受験生が読む機会があったら、モチベーションのアップになれば嬉しいです。
責任
仕事には責任が伴います。
これはどんな仕事でも一緒ですね。
勤務時代は、バックにボス税理士がいて、事務所がいて。
つまり、最終責任はボスがとってくれます。
何かミスをしても、最終責任はボスにあります。
税理士という仕事は、税金の納付が発生するため、お客様への損害も目に見えやすい。
ゆえに非常にリスクも高く、責任も重大です。
普段の勤務姿勢にもよりますが、どうしても「自己責任感」は勤務時代の方が低くなります。
実際に私が勤務しているころはそうでした。
いずれ独立を希望するなら独立していると思って仕事しろと言われますが、どうしてもボス税理士の存在がありますのでその気持ちは薄れてしまいます。
これがいざ独立すると自分ひとりでその責任を負うことになります。
緊張感も半端ないです。
申告書には勤務時代はボス税理士の名前が載ります。
独立すると当たり前ですが自分の名前が載ります。
その申告書について全責任を自分で負います。
怖いですよね。
だからこそ仕事の質が高まると私は思ってます。
チェックもこれまでは第三者チェックとして先輩やボスがしてくれていました。
それがなくなります。
すべては自分の知識と経験に基づかれます。
ひとり税理士として独立した場合には、チェックも自身のみです。
始めから雇用した場合には、職員さんの仕事に対してもボスとして責任を負います。
怖さ倍増なイメージです。
私はひとり税理士として独立していますので、職員さんの仕事についても責任を負う怖さはまだ経験していません。
時間
時間の自由度。
これは独立後の方が格段に高い。
勤務時代は一般的なサラリーマンと同じです。
例えば9時出社に18時定時って感じ。
直行直帰も事務所によっては認められない。
私が直前に勤務していた事務所は幸いにも直行直帰が認められていました。
あっても月1回程度ですが。
独立すると直行直帰も自由。
仕事する時間も自由。
訪問時間もお客様と相談のうえ、自由。
平日にプライベートの用事を済ますのも自由。
時間でいうと、24時間カスタマイズ可能な状態です。
早朝から仕事して、午後からお休みなんてのも自由。
子供の行事に合わせて仕事の時間を調整することも可能です。
独立してからは子供たちの行事への参加率は100%です。
父親が参加しているご家族はまばらなので、稀なのかもしれませんね。
やりがい
ご想像通りかもしれませんが、やりがいも独立後の方が高い。
勤務時代はお客様との契約はボス事務所との契約です。
あくまでも勤め人ですから、報酬は給料という形でボス税理士から支払われます。
新規で獲得しようがしまいが給料に変わりはない。
それが独立すると自分との直接契約になります。
報酬がダイレクトに自分の口座へ振り込まれます。
給料でもらうのと、ダイレクトに自分の口座へ振り込まれるのと比較してみてください。
どう考えてもダイレクトに入ってきた方がやりがいがありますよね。
増えるも減るも自分次第。
やりがいがないわけがない。
勤務時代のやりがいとは雲泥の差があります。
是非ダイレクトに口座へ入金される喜びとプレッシャーを感じてもらいたい。
まとめ
勤務と独立の直感を書いてみました。
勤務の良さもありますが、独立の良さもあります。
税理士試験の合格を目指されている方には、独立を視野に入れている方が多い気がしています。
是非合格を勝ち取って、夢の独立を成し遂げて頂きたい。
そして研修会等でお会いしてみたい。
業界を盛り上げる若手税理士の誕生を心待ちにしています。
【編集後記】
2週間程ブログを書くのを忘れていました。
その間に早朝ゴルフに行ったり、福岡出張に行ったりしていました。
ゴルフは同業の先生方と行かせて頂きましたが、朝8時にはラウンド終了という最高のスケジュール。
福岡では福岡在住の税理士さんや大阪や名古屋の税理士さんも集まり、刺激を注入して頂きました。
YP時代の同期にも会え、最高の時間を過ごすことができました。
【家族日記】
子供ちゃんたちは夏休み突入。
夏休みは何をしようか考え中です。
あれもこれもしたいですね。
3年ぶりに夏祭りが開催され、前夜祭の花火大会も開催。
雲がかかってましたが、なんとか見えました。
楽しい夏休みを過ごしてもらいたいので、パパママは色々考えないとですね。