当事務所は、小規模事業者への経営支援を掲げています。
では経営支援とはいったい何なんだろう。
経営者が経営支援と聞いて何を思い浮かべるでしょう。
経営コンサルをイメージされる方もいるかもしれませんね。
そこで今回は当事務所が行っている経営支援について簡単に書いてみたいと思います。
経営支援は「提案」ではない
経営支援と聞いて経営コンサルをイメージされる方は、きっとバシバシ提案してくれると思っている方もいらっしゃるでしょう。
経営コンサルはきっとそうですよね。
業種特化型だったり、〇〇コンサルっていうとバシバシ提案書を作って、「はい、このようにやっていきましょう」って感じです。
そういったゴリゴリの経営コンサルには高いフィーが発生します。
蓄積されてきたノウハウ、経験や知識、さらに提案書を作成する時間コストなどを考えると妥当なフィーでしょうね。
しかし、そのような経営コンサルを私は目指していません。
コンサル会社での経験はないですし、そもそも小規模事業者がそのような提案を受け入れて実行することは非常に困難だと思っています。
経営コンサルは比較的規模が大きい企業をターゲットとしていることもあり、小規模事業者にはマッチしないと考えています。
では私が考える経営支援とは何か。
一方的な提案ではなく、「社長の脳みそから答えを引き出すお手伝い」というのがしっくりくるように思います。
社長にはその業界での経営スキルがあります。
社長にはその業界の知識やノウハウがあります。
私にはそのようなスキルや知識、ノウハウはありません。
だからこそ、社長の脳みそから答えを導き出すお手伝いをしたいと思っています。
顧問税理士は会計や税金だけを支援していれば良いという考えもあります。
でもせっかく顧問税理士としてサポートさせていただくのですから、経営を上向かせるお手伝いとしたい。
そんな思いから、このような支援をしています。
答えを出すのは社長
「社長の脳みそから答えを引き出すお手伝い」
これは悩みの答えは社長の脳みその中にあることを意味しています。
私が「こうしましょう!」というのではなく、社長が自ら気づき、自ら行動に移すことを軸にしています。
私が答えを出すのではなく、社長が自ら答えを出します。
だからこそ結果がついてくるんですよね。
社長が自ら気づくことが大事なんです。
社長とお話をすることにより、社長の脳みそを整理していきます。
もちろんすぐに答えが見つかるわけではありません。
たまたますぐに見つかることもありますが、何度か面談を重ねるごとに見えてくるものが多い。
社長の中で引っかかていたものを解きほぐすきっかけを作る。
顧問税理士としてその役割を担っていきたいと思っています。
まとめ
経営支援について簡単に書いてみました。
会社を経営するのは社長です。
社長が他人からの提案に全力で動くかというとそうは思いません。
自らの責任で会社を経営しているのですからね。
自らの気づきで、自らの行動で結果を残したいですよね。
そのお手伝いをさせていただきたいと思っています。
【編集後記】
先日は支部の研修会に参加。
国税不服審判所の審判官の講演は非常に勉強になりました。
忙しくなるとインプットが疎かになりがちですが、時間を管理しながらインプットもコツコツやっていきたいと思います。
【家族日記】
家族でふれあい森林教室に参加。
虫を取ったり、のこぎりで高い枝を切ったり、枝で小物を創作したり。
子供たちはとても楽しそうでした。
大雨にも遭遇し、ビニールシートの屋根の下で雨宿りという貴重な体験もできました。
ビニールシートに水が溜まって滝のように流れ、おぉーって感じ。
とても楽しい時間を過ごすことができました。