どんな業界に属していても、同業者は存在します。
ある意味「敵」と認識されている方もおりますが、それは違うと思っています。
同業者は「仲間」として認識すべきです。
自分にとっても、相手にとっても、そしてお客様にとっても良いことしかないと思いますね。
人間、生きていくのに敵は作らない方が良い。
何事も敵に感じていては、生きづらくなるのではないでしょうか。
ホットな業界情報を共有できる
同業者との情報交換は、非常に大事です。
今、この業界では何が起こっているのか。
業界の流れを知るには、業界に属する現役プレイヤーと情報交換するのが一番です。
ここで重要なのは、プレイヤーであるという点です。
現役を退いた老齢の方ではありません。
例えば、税理士業界のホットな事項といえば、「不動産評価で評基通6項の適用を認めた」という最高裁判決でしょうか。
情報誌でも大きく取り上げられています。
裁決に限らず、特定分野ではどのような案件が増えているのか。
法人顧問や個人事業主の顧問では何を求めらることが多くなったか。
事業承継案件ではどういった内容のケースが増えているか。
相続案件ではどういった家族構成や資産構成が多いのか。
事務所としてどういったサービスを提供しているか。
挙げればキリがないかもしれませんね。
こういった生の情報を得るには、リアルにお会いし、リアルにお話をするのが一番です。
コロナでオンラインが進んでいますが、この同業者との情報交換はリアルでやるのが一番良い。
全国どこでも機会があれば飛んでいこうと思っています。
刺激を与えてもらえる
普段はひとり税理士として活動している私は、切磋琢磨する相手が事務所にはいません。
ならば、外にそれを求めるしかない。
有り難いことにとても優秀な同業者達に恵まれております。
年齢も同世代の方々が多く、とても刺激を与えてもらえます。
ひとりで活動するからこそ、外の同業者との集まりを大事にしています。
自分よりも優秀な税理士ばかりに囲まれているので、本当に感謝しかありません。
負けないように自分も自己研鑽に励まないと、と毎回思わせて頂けます。
自分まだまだ努力が足りないな…ってね。
自分が刺激を与える側になれるように、頑張らないとって思います。
自分の軸を再考することができる
同業者でもスタイルがバラバラというのも非常に面白い。
私のようにひとり税理士の方もいれば、拡大志向の方もいる。
究極にはこの2択に動いているように思います。
どちらが良い悪いではなく、どちらも受け入れられる業界だということです。
まだ拡大志向の方が断然割合は高いですが、ひとり税理士も増えてきているなと感じます。
そういった拡大志向の方々とお話をさせて頂くと、その方向もアリだよなって感じることもあります。
しかし、最終的にはひとり税理士の方向に落ち着きます。
自分の軸はひとり税理士であったとしても、拡大志向の方のお話を聞くと更に一歩踏み込んで税理士のスタイルについて考えるきっかけとなります。
自分のスタイルを否定されるのではなく、他のスタイルの方のマインドを聞ける絶好の機会が情報交換会です。
そもそも他者のスタイルを否定するような方とはお付き合いしておりません。
基本のスタイルは違えど皆税理士という点では一緒です。
扱うのは「税法」というある種の特殊分野。
みんな同じような悩みを持ち、リスクを抱え、日々戦っています。
同じ土俵にいるからこそ、スタイルは違えどわかり合える。
だからこそ一緒にいて心地が良い。
まとめ
税理士という職業。
税理士登録へのルートも複数あります。
登録したルートによってもマインドが違うし、資格への思い入れも異なるでしょう。
それでも税理士というくくりでは一緒です。
どのようなルートで税理士になったとしても、同業の仲間です。
これからも多くの同業者と情報交換できればなと思っています。
【編集後記】
先月末、仙台、東京、名古屋、大阪の税理士さん達と情報交換ができました。
皆さん気さくで話しやすい、そして何より皆さん優秀過ぎる。
めちゃくちゃ刺激を頂きました。
次回の情報交換会にも是非参加したいと思っています。
【家族日記】
世間はGW。
我が家は子供たちが少し風邪気味だったので外出は控えました。
本当は色々遊びにつれて行きたかったのですが、少し咳が出るので我慢。
もう元気になったので、土日にでもどこか連れていってあげたいなと思っています。