先日クラウドサインに登録しました。
すると、まず始めに受信側と送信側のデモ体験をしませんかとでてきます。
このデモ体験をすると利用したときのイメージが明確になります。
このイメージできることってサービスを提供する側である税理士業においてもとても重要なことだと思います。
メリットをイメージできるかが大事
新たに何かサービスを利用しようとしたり、商品を購入するとき、必ずそのサービスや商品が自分にもたらすメリットをイメージして利用または購入すると思います。
当たり前ですが、何もメリットがないと利用しないし、商品も購入しませんよね。
メリットがあるからわざわざお金を払って利用したり購入したりするわけです。
メリットをイメージできるかとう点では、商品の方がイメージしやすいのではないでしょうか。
例えば飲み物。味の好みは違えど、メリットは喉の渇きを潤せることですよね。当たり前ですが喉が渇いてる時ほど飲み物は売れるでしょう。喉が渇いているので、それを解消してくれるメリットがあります。
これはメリットをイメージするのが簡単ですよね。
ではエアコンはどうでしょうか。エアコンは部屋の温度を涼しくそして暖かくしてくれます。色々な機能が付いているものがありますが、それらはこの涼しい暖かいのメリットに付随するオプション機能です。メインのメリットは涼しい暖かいです。こちらのイメージも容易にできます。
しかし営業マンはこれらの主たるメリットではなく、付随するオプション機能の違いでセールスをするでしょう。
できる営業マンは利用者にその付随機能を利用したシーンを想像させ、利用するメリットをイメージさせるのが上手いです。利用者はイメージがわかなければ購入しません。
サービスはどうでしょうか。
サービスって商品に比べるとイメージがわきにくいものが多いと思います。
マッサージなんてのはその効果はイメージしづらいですよね。肩こりが改善しますと言われても、実際にそのサービスであるマッサージを受けてみないとわからいません。どの程度肩こりが改善されるのかわかりません。
つまり、サービスって利用するまでメリットをイメージしづらいんですよね。
色々なサービスに無料体験なんてものがありますが、それはメリットをイメージしてもらうには実際に体験してもらうのが一番だからなんですよね。
街中で無料で配っているドリンクなんかもその一例になりますね。味は実際飲んでみないとわかりません。だから味を感じてもらうために無料で配るのです。
メリットをイメージしてもらえるように無料体験があり、無料配布があるのです。
メリットをイメージしてもらってはじめて購入してもらえるからですね。
税理士業もイメージしてもらうことが大事
メリットをイメージしてもらえるかという視点で見ると、税理士業って非常に難しいなと思います。
記帳代行のような作業重視の仕事であれば、その記帳を代行するという価値をお客様に感じてもらいやすいかもしれませんね。
確定申告なんかもイメージしてもらいやすいと思います。
つまり、納品する「モノ」があるサービスにおいてはメリットをイメージしてもらいやすいかなと思います。
しかし、税理士業には納品する「モノ」を伴わないサービスが多いのが現状です。
例えば、顧問業なんてサービスもそうですね。
会計や税務のあらゆる疑問を社長が調べるのって面倒ですよね。
必死に調べれば解は得られるかもしれません。
でもその調べる時間ってものすごく勿体ないですよね。
その時間は本業のために充てるべきです。
そのために税理士という顧問を雇うイメージですね。
我々税理士は知識と経験からこれらの不明点を解決するサービスを提供しています。
もちろんこれに付随する経営状況の分析であったり、節税策であったりのアドバイスもしますが、これらってメリットをイメージしてもらうのって難しいです。
社長の価値観もそれぞれです。お金を払うくらいなら時間をかけてでも自分で調べた方が良いと思われる社長もいらっしゃいます。その得られた解が正しいかどうかは別としてです。そのような社長様に対しては我々のサービスには価値を感じてもらえないと思います。
色々なところでも言われていますが、昔と違い、税理士も単なる記帳代行としての価値は薄れてきています。
複雑でない確定申告だってもうネットで自分でできる時代です。
そんな中で税理士の仕事に対してメリットを感じてもらえるように、我々税理士も工夫していかなければなりません。
数値を見える化して経営状態をイメージしてもらいやすくしたり、改善点を指摘し、その改善後のイメージを数字やグラフで可視化してみたり。
単なる現状把握だけではなく、社長が会社の未来をイメージできるように、そしてそれが実現できるようにお手伝いをしなければいけないと思っています。
それがメリットを感じてもらえることにもつながると思いますし、これまで通り過去会計を重視している税理士との差別化にもなるのかもしれません。
まとめ
メリットをイメージしてもらえるかどうかはこれを購入するかどうかに直結する大事な要素だと思います。
落語家のように聞き手にイメージさせるのが上手であれば話は別ですが、そんなトークだけではイメージしてもらうのは難しいと思います。
だからこそ工夫が必要なんですよね。我々税理士も。
これからも日々研鑽です。
【編集後記】
今朝も4時起床。ルーティーン後に仕事。
昨日は久しぶりに夜まで仕事していました。
通常通りに帰宅して夕飯を食べ、お風呂に入ってからまた仕事。
これはひとり税理士のメリットであり、デメリットでもありますね。
【家族日記】
昨日は長女のお友達が遊びにきてくれました。
次女も長男も一緒に遊んでもらえたようで楽しい1日だったようです。
昨日で夏休みも終わり。今日から登校です。
来年の夏は旅行に連れて行ってあげたいですね。
コロナが終息するのを祈るばかりです。