ストック×フローのハイブリッドを目指す

税理士として開業してもうすぐ1年になります。

ほんとに悩みは尽きません。

毎日悩んでいるなと自分自身感じます。

そんな悩みのひとつに売上があります。

経営者であれば当然な悩みかもしれません。

目次

ストックとフローは融合させるのがベスト

事業における収益のあげ方には、大きく分けて二つの視点があると思います。

それはストックビジネスとフロービジネスです。

ストックビジネスは、蓄積型の収入構造ですね。

持続的なサービスを提供しながら、長期的な収入をあげていく考え方です。

フロービジネスは、単発で関係を築き、その都度収入をあげていく考え方です。

税理士という仕事に当てはめてみると、顧問がストックビジネスにあたるでしょう。

相続税の申告や、単発の税務相談などはフロービジネスにあたるかと思います。

税理士事務所でも、顧問業務しかやりません、というところもあります。

反対に、相続専門で相続しかやりません、というところもあります。

それはその税理士のやり方次第です。

税理士に限らずですが、私の考えるベストなビジネスは、ストックビジネスとフロービジネスの融合型です。

ストックビジネスの良いところは、安定的な収入が見込めること。

しかし、一定数以上の顧客数を確保しなければいけないので、最初からビジネスモデルを組み立てにくいかなと思います。

つまり、一定の売上を確保できるまでに時間がかかるので、最初は赤字の垂れ流しという状況が続くということです。

一方で、フロービジネスの良いところは、ビジネスモデルを組み立てやすいことがあげられます。

単発単発で大きな売上が見込めるのもメリットですね。

新規のご相談で感じるのは、新たにビジネスを始められる経営者は、フロービジネスのみを描いている方が多いなということです。

これはビジネスモデルを組み立てやすいことも要因として考えられるのかなとは思います。

どんなビジネスでもそうですが、長期的に事業を継続していくには、ストックビジネスとフロービジネスを組み合わせるのがコツだと思っています。

ストックビジネスのみの場合には初期投資の回収に時間がかかってしまい資金ショートを起こす危険もあります。

フロービジネスの場合には、売上が急にゼロになる危険もあります。

どちらか一方のみの場合には、それぞれのリスクがダイレクトに降りかかってきます。

融合したからといってそのリスクが消えるわけではありませんが、リスクヘッジにはなるということです。

ストックビジネスとフロービジネスをうまく組み合わせ、両輪で稼働させていくことがベストだと思っています。

ストックとフローの構成割合を考える

ストックビジネスとフロービジネスを融合させることがベストと考えていますが、その割合はどうなのか。

最初は「ストック:フロー=0:100」かもしれませんね。

最初からストックビジネスで収入を得ることは難しいと思います。

徐々に徐々に「10:90」「20:80」とストックの割合が大きくなっていきます。

ストックビジネスは積み上げていきますからね。

時間をかけて育てていく感じです。

では、この割合ってどこがベストなんでしょうかね。

私は「60:40」が感覚的に良いのかなって思っています。

あくまでも感覚的にです。

正解なんてありません。

ストックビジネスは安定的で良いように思いますが、それに頼り過ぎるのは良くありません。

現状ストックビジネスとしてうまくいっていたとしても、時代の流れで消える可能性もあります。

フロービジネスはそんな時代の流れをつかむ為にも必要です。

フロービジネスでは常に新しい情報を取りに行く必要があります。

ストックビジネスの顧客のニーズに対応するためにも、フロービジネスは欠かせません。

ストックビジネスを継続させるためには、アフターフォローが大事ですよね。

それには顧客のニーズを把握する必要があります。

時代の流れと共に顧客のニーズも変わります。

ストックビジネスは悪く言うとマンネリ化しかねません。

定期的に収入が入ってくることで安心感が出てしまい、アフターフォローへの気配りがなくなってしまうことも考えられます。

すると解約だったり、クレームだったりと企業のイメージダウンにもつながります。

フロービジネスは一発勝負のところもありますよね。

売れるか売れないか。

緊張感があります。

自らを奮い立たせるためにも、フロービジネスはとても大事になると思います。

フロービジネスで始まりストックビジネスへ転換

小規模事業者は、フロービジネスのみの場合が多いです。

これは仕方がないことですよね。

初めは資金もないし、人力もない。

コツコツ積み上げて生まれた利益、どこに投資されていますか。

多くは既存ビジネスを拡大させるために投資している。

あるいは、自分の役員報酬を増やしたりですかね。

この利益をどこに投資するかでその後の売上アップの割合が変わってきます。

フロービジネスでコツコツ積み上げた利益を、ストックビジネスへ投資します。

既存のフロービジネスから派生できるストックビジネスを考えてみましょう。

これは短期的に考えるのではなく、中長期的に考えます。

意外と新事業が生まれてきます。

そこに利益を投資するんです。

簡単に言うなよって思うかもしれませんが、自分の持っている考えをまとめてみるだけでも意外と生まれたりしますよ。

フロービジネスからストックビジネスへ転換を図ると、収入が安定し始めます。

そこから生まれた売上や利益をストックビジネスへ再投資します。

すると、少しずつ安定しながらも売上が増えていきます。

もちろんこれは理論上の話ですよ。

そんな簡単にはいきませんから、考えながら投資する必要がありますけどね。

投資にはタイミングも大事。

それには今までの実績である数値を元に分析し、未来を計画し、その計画に基づいて投資していきます。

むやみに投資しても資金流出するだけですのでご注意くださいね。

      

【編集後記】
今朝は4時起床。ルーティーン後に仕事。
昨日は外出がドタキャンとなったので、
年末調整の整理をしていました。
やはり煩雑化していますね。。。

【家族日記】
昨日は娘ちゃんたちの体育教室。
終わってからも走り回る。
体力あるな~と感心してます。
私も体力つけないといけませんね。

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