サブスクで「元を取る」という発想はストレスを生む

「元を取る」という考え方があります。

お金を支払い、その金額以上のことを得る。

投下した資金でそれ以上の資金を回収するのがビジネスであり、正しい考え方だと思います。

今回はサブスク、いわゆる一定額の支払いに対して何を求めるか、について考えていきたいと思います。

目次

お金を支払う目的は何なのか

「元を取る」というキーワードに何を思い浮かべるでしょうか。

食べ放題がわかりやすいですかね。

食べ放題はご存知の通り一定額をお支払いし、好きなだけ食べて良いというもの。

食べ放題で元を取るという考え方がありますが、ここで一度考えて欲しいのです。

食べ放題に行ったとして、その目的は何ですか?

元を取ることが目的なのか、美味しい料理をたくさん食べることが目的なのか、値段を気にせず食べることが目的なのか。

もちろん元を取ることが目的で行くのであれば、それはそれで問題ないと思います。

そもそも元を取ることが目的ではなく、美味しい料理を値段を気にせず楽しく食事する目的で行くシーンをイメージしてみてください。

家族や友人と食事に行き、そこで元を取るという発想はあまりないのではないでしょうか。

好きなだけ食べるという意味では少し似通っていますが、金額以上を食べることが目的ではないはずです。

そもそもお店側も利益が出ないとやっていけないので、相当食べないと元は取れないはずですしね。

長くこの仕事をしていると、お支払いをする際には相手の利益も考える思考が染みついてきます。

相手も利益がでないとやっていけないのは当然ですからね。

だからこそ「元を取る」という発想に違和感を覚えるんですよね。

何が目的でお金を払うのかが重要であり、その目的が「元を取ること」以外であればそもそも「元を取る」という発想にはならないはずです。

その支払いの目的は何か。

そこが重要だと思いますね。

サブスク利用で「元を取る」はナンセンス

ではサブスクについてみていきましょう。

サブスクとは、毎月一定の金額を支払い商品やサービスを利用できる仕組みですね。

スポーツジムを例に考えてみましょう。

皆様はスポーツジムに通ったことはございますでしょうか。

毎月一定の会費を支払い、好きなときにジムを利用してトレーニングができるというものです。

ジムによっては24時間利用可能なところもあります。

スポーツジムに入会手続きをすると、多くの人は週に何回以上通おうと考えると思います。

さて、その回数は何を根拠に決めるでしょうか。

スポットで利用した場合の1回の利用料を考えると、月に何回以上通わないと損だな。

そんな感じで考えますでしょうか。

きっと考えないと思うのです。

スポーツジムに通う目的は何でしょうか。

健康になりたい。

筋肉をつけたい。

ダイエットをしたい。

それぞれスポーツジムに通う目的があり、その手段としてスポーツジムに通うはずです。

健康になりたいなら週に何回は通わないと。

筋肉をつけるなら週に何回は通わないと。

ダイエットをするなら週に何回は通わないと。

そういった目的があり、その目的を達成するためにスポーツジムに通うはずです。

ここで「元を取る」という発想は出てこないはずなんですよね。

だからサブスクで「元を取る」という考えはナンセンスだと感じます。

サブスクでも相手は儲かるような仕組みになっているはずです。

でないとビジネスは成り立ちませんからね。

「元を取る」は自分に負荷をかけることになる

仮にスポーツジムで「元を取る」の思考を実現させようと思うと、どういう意識が働くでしょうか。

例えば会費が月額10,000円で、スポット利用料金が1,000円だったとします。

「元を取る」思考ですと月に11回以上通わないと元は取れません。

10回ですとサブスクで支払っても、スポットで支払っても料金が同じです。

ですから月に11回以上通わないと元は取れません。

月に11回以上ですので、週に3回以上通う必要がありますね。

週に3回って結構だと思うんです。

しかも思考が「元を取る」ですので、潜在意識として「通わないと損」になります。

この思考ってストレスになりませんか。

私ならストレスに感じるんですよね。

スポーツジムに通う当初の目的が「ダイエット」だとしても、「元を取る」という思考が先行すると目的が変わってきます。

目的が「ダイエット」から「元を取る」になると、「通いたい」から「通わなきゃ」に変わり、それはストレスを生むきっかけになります。

自分に負荷をかけ、強制的に運動するようにする、ある種の働きかけにもなりますので悪い面ばかりではありません。

ですが目的がダイエットであれば、その実現のためには何回通う必要がある、という思考の方が同じ回数を通うのでも意識が違うと思うんですよね。

目的が大事であり、「元を取る」は大事ではないのです。

スポーツジムでいうと好きな時にすぐ利用できるという面がサブスク利用の価値でもあります。

予約も必要ないですし、都度お会計をする手間もない。

空いた時間に行き、すぐトレーニングできる。

そこにサブスクの価値があると思いますね。

税理士の顧問料に置き換えても同じ事が言えるのかなと綴りながら思いました。

顧問料を毎月いただきますが、こちらは「予約せず」「すぐ質問できる」「都度払う必要なし」というある種のサブスクなのかなと思います。

疑問が浮かんだら質問する。

それに税理士がすぐに回答する。

お客様はすぐに疑問のモヤモヤが消える。

自分で調べると時間がかかる。

スポット相談は予約してから質問となる。

顧問契約であれば疑問がでたときにすぐ相談し、直ぐに解決する。

ここに税理士の顧問契約の価値があるのかなと思います。

それもあり、私はお客様からのご相談にはできるだけ早くお返事をするようにしています。

そこに価値があると思いますからね。

まとめ

サブスクでの「元を取る」はナンセンス。

支払う目的が大事であり、サブスクは目的達成のための手段にすぎない。

「元を取る」という発想そのものがストレスを生む。

元なんて取らなくても目的を達成できればお金を払う価値があるんですよね。

どこに価値を感じるかですが、心の貧しさも垣間見えることになるのかなと思ったりもします。

【編集後記】
先日、お客様とゴルフに行ってきました。
スコアは・・・でしたが、半日一緒にプレーながら色々なお話ができ、非常に良い機会でした。
会食も良いですが、お酒を入れずに長時間会話できるゴルフも親睦を深めるにはとても良いなと思いましたね。

【家族日記】
パパママとデートDAYを作っています。
長女とデートした際に久々にプリクラを撮りました。
今のプリクラって凄いですね。
撮った瞬間から顔が変わる(笑)
これ誰?というくらい。
時代の流れにびっくりです。

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