北海道ツーリング ~その1~

税理士試験に専念受験すると決めて最初に受験した年の夏、急遽思い立ち北海道へツーリングに行きました。

単純にひとりになりたかったのか。

自分を探しに行ったのか。

資格試験の受験を決意した人は良い意味で変わっています。「良い意味で」です。

世間一般の「普通」ではないと思います。

貴重なお金と時間をかけて資格の勉強に勤しみます。

だから思うんです。

試験が終わった後、冷静にひとりで自分を見つめ直してみてもいいのではないかなと。

脳休みも込めて。

今年の税理士試験も終わりました。

すぐに勉強を開始するも良し。

私のように旅に出るのも良し。

どちらも正解だと思います。

目次

準備もそこそこでフェリーへ

税理士試験を初めて受験した年のお盆前にふと思い立ち、ひとりで北海道に向かいました。

なぜ北海道なのか。

なぜツーリングなのかはわかりませんが、思い立ったのが北海道でした。

北海道の地理も知らないし、気候も知らない。

でも仙台から苫小牧までフェリーが出ていることだけは知っていました。

時刻表を調べると夜8時出港の翌朝5時着港というスケジュール。

空席を検索すると運良く空席あり。

とりあえず10日間くらいいってこようかな~という軽い感じでフェリーの往復を予約しました。

我ながら思いつきで動いちゃう性格だなと改めて感じています。

フェリーの予約が終わり、バイク以外に何を準備すればいいのだろうかとネットでググりました。

とりあえず寝袋とテントだなと思いゼビオスポーツへ買いに向かいました。

ひとり用のテントと寝袋を購入し、下にひくマットも一緒に売ってたので購入。

とりあえずこれで寝れる。

あとは着替えくらいかなと思いレジに向かうと、途中で飯ごうを見かけ、キャンプの時に自炊する用具がないことに気付いて小さいガスコンロや折りたためる小さな鍋なども購入。

これで衣食住の「衣」意外は揃ったのであとは着替えだけ。

家に帰り準備を始めてからバイクに積むバッグがないことに気付く。

それっぽいのないかな~と探しているとスノボー用のBurtonのバッグを見つけ、これで代用を検討。

濡れたスノボーウェアを入れられるスペースもあるので意外と使えると思いこれに決定。

衣類と購入した小物類を詰め込み、バッグとテントと寝袋とシートをバイクの荷台へ載せると、ズレ落ちるのでゴムのネットを南海部品に行って購入。

これでとりあえず準備完了。

その翌日の夕方のフェリーへバイクと共に乗り込み、北海道へ向かいました。

物思いにふけるにはフェリーは最適

フェリーに乗り込んでベッドに荷物を置き、さっそくビールとつまみを買ってデッキへ。

真っ暗な海に心地よい海風。

少し肌寒いくらいの気温で、デッキの端っこに座りながらビールを飲んでいました。

これから始まる税理士受験は何年かかるのだろうか。

そもそも合格できるのだろうか。

税理士になれるのだろうか。

そんな漠然とした不安を抱えながらビールを飲み、つまみを食べ、暗い海を眺めていました。

元々は大学時代から公認会計士の勉強をしていたのがきっかけで会計の勉強を始めました。

その当時の仲間はみんな今は会計士として活躍しています。

その当時は同時に複数科目を勉強する会計士試験が自分には向いていないと思い、1度受験して税理士試験に変更をした年でした。

会計士試験も中途半端に挫折し、受験仲間で唯一会計士試験からフェードアウトした自分が本当に嫌で、情けなくて、悔しくて、デッキで涙が出たのを今でも覚えています。

真っ暗なデッキでひとりポツンと飲んでると、ひとりの男性が同じくビールを持って現れました。

「こんばんは~」と挨拶してなんとなくの距離がある感じで一緒にデッキから海を眺めていました。

当時は必要なかったソーシャルディスタンスが自然とできあがっていました。

するとその方から「北海道には旅行ですか?」と質問が。

「初めてのツーリングなんです」と答えると、「マジ?俺もツーリングだよ」と一気に意気投合。

そこから2時間くらいデッキで2人で飲んでました。

その方は毎年ツーリングに行かれているとのことで色々教えて頂きました。

北海道のどこどこは景色がきれい。

ここはこれが美味しい。

ライダーハウスというバイクや自転車で旅行している人が無料や格安で宿泊できる場所がいたるところにあること。

あそこはしばらくスタンドがないからその直前にあるあそこで給油しないと痛い目にあう。

本当に色々教えて頂きました。

そしてその時にツーリングマップルを買っていないことに気付きました。

その当時の私はスマホではなくガラケー。

地図がない。

これ致命的。

苫小牧に着いたらまずやることが決まりました。

「ツーリングマップルを買う」です。

そしてツーリング情報誌のポケットマップの存在も教えてもらいました。

あったら買っても損はないとのこと。

フェリーのデッキで偶然で出会った方から教えて頂き、私のツーリングはスタートしました。

そこで得られた知識は道中でも色々助けて頂きました。

フェリーって現実逃避には最高だと思います。

ネット社会の今、常に情報が入ってくる状況からこれをシャットダウンするのは結構難しいと思います。

でもフェリーって簡単にできてしまいます。

だって海の真ん中はネットが通じませんので。

もしかしたら今は通じるのかな。

でもその当時はネットは圏外。

情報は一切入ってこないし、自ら取りにいくこともできない。

これって貴重な時間だと思います。

これまでの自分を振り返ったり、これからの自分を想像したり。

乗船時間も夜だったこともあり、一面真っ暗なデッキはとても心地が良く、そして心から自分を見つめ直すことができたように思います。

これから税理士試験という長いであろうトンネルに一歩踏み入れた私としては、これから歩んでいくトンネルの中に入り込んだ感じでした。

まとめ

思いつきで急遽決行した北海道ツーリングですが、ブログに書いてみようと思って書き始めたらフェリーまででまぁまぁ疲れちゃいました。

初回はこのくらいにしておこうと思います。

次回以降で初日からを振り返りたいと思います。

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【編集後記】
今朝も4時起床。ルーティーン後に仕事。
8月申告も残る1件を電子申告するのみ。
実際の決算処理は10日までに終わっていますが、報告やら何やらで電子申告はまだ。
電子申告も中旬までに終わるように調整しなければいけないなと思っています。

【家族日記】
週末に「抜けた!」と聞こえました。
そう、子供の乳歯が抜けました。
歯抜けの笑顔がまた可愛いです。

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